●「社会での育児」と「公共の場でのマナー」をどう考えるか
子育て世帯にとっては、「利用できる場所が減る」という切なさもあるかと思います。
ただ、お店側にとっても、トラブルを繰り返した末の苦渋の判断であることが、今回の丁寧な説明から伝わってきます。
法はあくまで最低限のルールを定めるものであり、最終的には「子どもは社会全体で育てる」という価値観と、「公共の場でのマナー」をどう両立させるかという、社会的な合意のあり方が問われる問題だといえるでしょう。
今回の事例は、そんな問いを私たちに投げかけているように思います。
【取材協力弁護士】
西口 竜司(にしぐち・りゅうじ)弁護士
大阪府出身。法科大学院1期生。「こんな弁護士がいてもいい」というスローガンのもと、気さくで身近な弁護士をめざし多方面で活躍中。予備校での講師活動や執筆を通じての未来の法律家の育成や一般の方にわかりやすい法律セミナー等を行っている。SASUKE2015本戦にも参戦した。弁護士YouTuberとしても活動を開始している。Xリーグ選手でもある。
事務所名:神戸マリン綜合法律事務所
事務所URL:http://www.kobemarin.com/

