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「強迫性障害」とはどんな病気?症状や検査・治療法も解説!【医師監修】

「強迫性障害」とはどんな病気?症状や検査・治療法も解説!【医師監修】

強迫性障害の治療法と日常生活での注意点

強迫性障害の治療法と日常生活での注意点

強迫性障害は病院で治療することで完治する病気ですか?

強迫性障害は、適切な治療によって症状の改善が期待できる病気です。しかし、一生再発しないとは限りません。
また、ストレスや環境の変化をきっかけに症状が再び強くなることもあります。

強迫性障害の治療方法を教えてください

強迫性障害の治療では、認知行動療法と薬物療法を組み合わせます。症状の程度や生活への影響を踏まえ、患者さん一人ひとりに合わせて治療方針を決定します。
認知行動療法のなかでも、再発予防効果が高いとされているのが曝露反応妨害法です。強迫観念によって生じる不安にあえて向き合い、不安を打ち消すための強迫行為を行わずに我慢する練習を重ねる方法です。
最初は不安が強く感じられますが、繰り返し取り組むことで、不安が徐々に弱まり、強迫行為をしなくても落ち着いていられる状態を目指します。
薬物療法では、強迫症状に加えて抑うつや不安を伴うことが多いため、抗うつ薬であるSSRI(セロトニン再取り込み阻害薬)などが用いられます。薬は少量から開始し、副作用の有無を確認しながら徐々に調整します。認知行動療法との併用によって、高い効果が期待できます。

強迫性障害と診断された場合に自分が気を付けることを教えてください

強迫性障害は、日々の生活習慣が症状の安定に影響する場合があります。
毎日ほぼ同じ時間に起床し、朝はできるだけ日光を浴びることで体内時計が整い、自律神経のバランスが安定しやすくなります。睡眠不足は不安やこだわりを強める要因になるため、夜更かしを避け、十分な睡眠時間を確保しましょう。
また、朝食を抜かず、規則正しく栄養バランスの取れた食事を心がけることで、血糖値の乱高下を防ぎ、気分の安定につながります。過度のカフェインやアルコールは不安を高めたり睡眠の質を低下させたりする場合があるため、摂取量には注意が必要です。
特にアルコールで不安を紛らわせようとすると、結果的に症状が不安定になることがあります。
適度な運動も症状の安定につながります。散歩や軽い有酸素運動を継続すると、ストレスの軽減や気分の改善が期待できます。

また、不安を完全に消そうとしすぎない姿勢も大切です。不安が生じてもすぐに強迫行為で打ち消そうとせず、医師や心理士の指導のもとで少しずつ対処していくことが回復につながります。
参照:
『セルフケアの基本編 メンタルヘルスの基礎知識』(東京都福祉局)
『強迫性障害』(国立精神・神経医療研究センター)

編集部まとめ

編集部まとめ

強迫性障害は、頭から離れない不安(強迫観念)と不安を打ち消すために繰り返してしまう行為(強迫行為)を特徴とする疾患です。本人も「やりすぎ」「不合理」と理解していながらやめられない点が大きな特徴で、決して意志の弱さや努力不足が原因ではありません。

認知行動療法と薬物療法を組み合わせた治療によって改善が期待できます。

また、治療と並行して、睡眠・食事・運動など生活習慣を整えることも症状の安定に役立ちます。

早めに医療機関を受診し、症状の改善を目指しましょう。

参考文献

『強迫性障害』(国立精神・神経医療研究センター)

『セルフケアの基本編 メンタルヘルスの基礎知識』(東京都福祉局)

配信元: Medical DOC

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