祝・リニューアルオープン!特別展『大江戸礼賛』で知る江戸の魅力|東京都江戸東京博物館
東都両国ばし夏景色 橋本貞秀/画 安政6年(1859) 東京都江戸東京博物館蔵
約4年の休館を経て、この春にリニューアルオープンした東京都江戸東京博物館。その再開館を飾る特別展『大江戸礼賛』は、同館のコレクションのみで構成される意欲的な企画として、あらためて江戸という都市の魅力に迫ります。
徳川家康による開府以降、政治の中心として発展した江戸は、将軍家を頂点に武士が集住する「武士の都」としての顔を持っていました。甲冑や刀剣、婚礼道具といった品々は、単なる実用品にとどまらず、家格や権威を示す象徴として尊ばれます。一方で、人口100万を超える大都市へと成長するなか、商人や職人といった町人層が台頭し、都市の活力を支えました。
こうした江戸の多様な文化を、「甲冑や婚礼道具などの武家文化」、「相撲・歌舞伎・吉原と浮世絵などの町人文化」、「武家火消と町火消」、そして「多彩な文芸活動」の4つのトピックスから多角的に紹介します。
甲冑・屏風・婚礼道具・浮世絵・火消道具など、約35万点に及ぶ収蔵品のなかから厳選された約160件を展示。収蔵後初披露となる資料も多く出品されます。さらに再開館を記念し、小・中・高校生の観覧料が無料となるのも嬉しいところ。江戸の賑わいと人々の営みを味わえる展示に、足を運んでみてはいかがでしょうか。
刺子長半纏 龍虎図 江戸時代末期 東京都江戸東京博物館蔵
『江戸東京博物館リニューアル記念特別展「大江戸礼賛」』 東京都江戸東京博物館 1階特別展示室
開催期間:2026年4月25日(土)〜5月24日(日)
所在地:東京都墨田区横網1-4-1
アクセス:JR総武線「両国駅」下車 西口から徒歩3分、東口から徒歩7分。都営地下鉄大江戸線「両国駅(江戸東京博物館前)」下車 A3・A4出口から徒歩1分。
開館時間:9:30~17:30(土曜日は19:30まで)
※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(ただし5月4日は開館)、5月7日(木)
観覧料:一般1300円(1200円)、大学生・専門学校生1040円(940円)、65歳以上650円(550円)
※( )は前売券の観覧料。前売券の販売期間:4月1日〜4月24日(4月25日から当日料金にて販売)
※チケットの販売は江戸東京博物館のみで行います。
博物館サイト:
『江戸東京博物館リニューアル記念特別展「大江戸礼賛」』
横浜に生まれ、日本画の新しい表現に挑む。『没後110年 日本画の革命児 今村紫紅』|横浜美術館
今村紫紅《護花鈴》 絹本着色・六曲屏風一双(図は右隻) 明治44年(1911) 各170.2×364.4cm 霊友会妙一コレクション (展示期間:4月25日~5月8日)
明治末から大正初期にかけて、日本画の刷新に挑んだ画家がいます。横浜美術館で開催される『没後110年 日本画の革命児 今村紫紅』は、今村紫紅の35年という短い生涯を創作の軌跡とともにたどる、42年ぶりにして公立美術館では初となる大規模回顧展です。
横浜の提灯問屋に生まれた今村紫紅(1880〜1916年)は、やまと絵や歴史画の伝統に学び、早くから確かな技量を示しました。やがて琳派や南画、西洋の印象派など多様な表現に目を向け、明るい色彩と大胆な構図による新たな風景表現を切り拓いていきます。とりわけインドへの旅の途上で得た着想から生まれた《熱国之巻》は、日本画のジャンルに収まらない意欲作として賛否を呼び起こしました。
その画業を支えたのが、横浜の実業家である原三溪です。代表作《護花鈴》が三溪の目にとまったことを契機に支援を受けると、安定した制作環境のもとで、創作の幅をさらに広げていきました。
本展では、初公開作品約40点を含む約180点を4章構成で紹介。古画研究から出発し、自由な表現へと至る軌跡を通して、革新者の実像に迫ります。横浜ゆかりの支援者との関係にも光を当てながら、日本画の可能性を押し広げたその挑戦を体感することができます。
今村紫紅《枇杷ニ鷽》 絹本着色・一幅 大正2年(1913) 121.2×41.3cm 横浜美術館
『没後110年 日本画の革命児 今村紫紅』 横浜美術館
開催期間:2026年4月25日(土)〜6月28日(日)
所在地:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1
アクセス:みなとみらい線「みなとみらい」駅〈3番出口〉から、マークイズみなとみらい〈グランドガレリア〉経由徒歩3分、または〈マークイズ連絡口〉(10時~)から徒歩5分。JR(京浜東北・根岸線)・横浜市営地下鉄「桜木町」駅から〈動く歩道〉を利用、徒歩10分。
開館時間:10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:木曜日 ※4月30日、5月7日は開館
観覧料:一般2200円、大学生1600円、中学・高校生1000円、小学生以下無料
美術館サイト:
『没後110年 日本画の革命児 今村紫紅』
