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没後初の国内での回顧展!『東京都美術館開館100周年記念 アンドリュー・ワイエス展』|東京都美術館

《クリスティーナ・オルソン》 1947年 テンペラ、パネル 83.8x63.5㎝ マイロン・クニン・コレクション、ミネアポリス Myron Kunin Collection of American Art, Minneapolis, MN photo: Curtis Galleries, Inc. ©2026 Wyeth Foundation for American Art / ARS, New York / JASPAR, Tokyo

20世紀アメリカを代表する具象画家、アンドリュー・ワイエス(1917〜2009年)。その静謐で詩的な作品は、日本でも長く親しまれ、多くのファンを魅了してきました。東京都美術館で開催される『アンドリュー・ワイエス展』は、没後初となる国内での回顧展として、その人気の理由をあらためて見つめ直す機会となります。

ワイエスは、抽象表現主義やポップアートといった同時代の潮流とは距離を置き、故郷ペンシルヴェニアやメイン州の風景、そして身近な人々を一貫して描き続けました。精緻な描写で知られるその作品は、単なる写実を超え、静かな情景のなかに深い感情や記憶をたたえています。

本展の大きなテーマとなるのが「境界」です。ワイエスの作品には、窓や扉といったモティーフが繰り返し登場します。とりわけ窓は、内と外、あるいは心の内面と外界とを隔てながらも、同時にゆるやかにつなぐ存在として描かれます。それは生と死を対立させるのではなく、連続するものとして捉えるワイエスの思想を映し出すものでもあります。

会場では、日本初公開となる作品を含む代表作の数々を紹介。誰もが一目で惹きつけられるその不思議な魅力の奥に、どのような精神世界が広がっているのでしょうか。身近な風景のなかに潜む、切なくも美しい物語に触れてみてください。

《ゼラニウム》 1960年 ドライブラッシュ・水彩、紙 52.7x39.4㎝ ファーンズワース美術館、ロックランド Collection of the Farnsworth Art Museum, Rockland, Maine, Bequest of Betsy James Wyeth Trust, 2021.1.1 ©2026 Wyeth Foundation for American Art / ARS, New York / JASPAR, Tokyo

『東京都美術館開館100周年記念 アンドリュー・ワイエス展』 東京都美術館

開催期間:2026年4月28日(火)~7月5日(日)
所在地:東京都台東区上野公園8-36
アクセス:JR上野駅「公園改札」より徒歩7分。東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅「7番出口」より徒歩10分。京成電鉄京成上野駅より徒歩10分。
開室時間:9:30~17:30、金曜日は20:00まで(入室は閉室の30分前まで)
休室日:月曜日、5月7日(木) ※5月4日(月・祝)、6月29日(月)は開室
観覧料(当日券):一般2300円、大学生・専門学校生1300円、65歳以上1600円
展覧会サイト:
『東京都美術館開館100周年記念 アンドリュー・ワイエス展』

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配信元: イロハニアート

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