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『心不全』の再発はなぜ起こる? 予防のための生活習慣と運動【医師解説】

『心不全』の再発はなぜ起こる? 予防のための生活習慣と運動【医師解説】

再発を防ぐために最適な運動とは?

再発を防ぐために最適な運動とは?

編集部

心不全でも運動をした方がよいのですね。

今村先生

適切な運動は、再発予防に非常に有効です。かつては「心臓が悪い人は、あまり運動をしない方がよい」と考えられていたこともありましたが、現在では、それは誤りだったことが分かっています。運動不足だと筋力や体力が低下し、かえって心臓への負担が増えてしまいます。

編集部

おすすめの運動は何ですか?

今村先生

基本は、ウォーキングなどの軽い有酸素運動をおすすめします。会話ができる程度の強度を目安に1回20〜30分、週に数回から始めます。息が上がるほどの運動や、急に強度を上げる運動は避けましょう。無理のない範囲で続けることが大切です。

編集部

筋トレはどうでしょうか?

今村先生

軽い筋力トレーニングは有効なものの、息を止めるような強い負荷は避ける必要があります。椅子からの立ち座り、かかとの上げ下げなど、日常動作に近い運動がおすすめです。医療機関が提供している心臓リハビリの指導を受けるのも一つの方法です。

編集部

運動中に注意すべきサインはありますか?

今村先生

息切れが急に強くなる、動悸(どうき)や胸苦しさ、めまいが出た場合はすぐに中止してください。翌日まで強い疲労が残る場合は運動量が多い可能性があります。軽く息が弾む程度に調整するようにしましょう。目安が分からない場合には、医療機関で最適な運動強度レベルを測定することもできます。詳しくは、かかりつけの医師に相談してみてください。

編集部

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

今村先生

フレイルは心不全につながる、大きなリスクの一つです。フレイルを予防するためには、日常的に体を動かすことが欠かせません。特に大切なのは、食事生活の見直しと並行して取り組むことです。十分な栄養を取らずに運動だけを続けると、かえって筋力低下を招くことがあります。しっかり食事を取り、エネルギーやタンパク質を補いながら体を動かすことで、筋力や体力を保ちやすくなります。こうした積み重ねが、フレイルの予防や心不全の悪化防止につながります。どのような運動をしたらよいか分からないなど、疑問があればぜひ、かかりつけの医師に聞いてほしいと思います。

編集部まとめ

「運動しなければ」と思っても、食事がおろそかだと逆効果になることもあります。無理のない運動と栄養をセットで考えることが、フレイルや心不全予防の第一歩です。主治医と相談しながら、続けやすい方法を見つけていきましょう。

配信元: Medical DOC

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