救われた新婦側のあたたかい気遣い
式の終盤、申し訳ない気持ちでいっぱいのまま新婦とお母さまに平謝りすると、返ってきたのは意外な言葉でした。
「もう亡くなったけれど、うちの親戚にももっとすごい人がいたから大丈夫ですよ」と、笑顔で慰めてくださったのです。
続けて、その親戚がお通夜で酔っ払って全裸になった話などを披露してくださり、最後はみんなで大笑い。そのあたたかい気遣いに、少しだけ救われる思いがしました。そして、そんな騒ぎなどつゆ知らず、当の叔父は会場横のソファでひっくり返って寝ていたのでした……。
結婚式は、両家の価値観や家族の色が浮き彫りになる場でもあります。どんなハプニングが起きても、最後に笑って受け止めてくれる人がいることのありがたさを、私はあの日、しみじみと感じました。
今となっては「伝説の結婚式」として語れる思い出ですが、あんなに肝を冷やす1日は、きっともう二度とありません。
著者:木下うめ子/30代女性。2018年生まれの双子ママ。自閉症の双子のサポートに日々奮闘中。管理栄養士の資格を持っており、食べることが大好き。
作画:まっふ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)

