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異色の「逆流」キャリアで磨いた現場感覚 田浦一弁護士

異色の「逆流」キャリアで磨いた現場感覚 田浦一弁護士

●志を共にする仲間と、新事務所設立へ

AMTで10年程度の経験を積み、次なる挑戦として選んだのは、独立による新事務所の設立だった。2025年4月、志を同じくする5人の弁護士で設立した「OLD NEW THINGS法律事務所」は、それぞれが独自の専門分野を持つプロフェッショナルが集う。

新事務所で目指すのは、スタートアップから大企業まで、イノベーションに挑む企業を法務面から強力にバックアップすることだ。「ビジネスのスピード感を知るインハウスの肌感覚と、大手事務所の品質を兼ね備えたリーガルサービスを提供することで、日本のイノベーションを加速させたい」と語る。その活動の一環として、故郷である北海道のエコシステム形成支援にも注力している。東京の最先端の知見を地域へ還流させ、地方発のイノベーションを支援する役割も担っていきたいと意気込む。

また、自身の原点であるインハウスロイヤーへの思いも強い。日本組織内弁護士協会(JILA)の理事として、次世代のインハウスロイヤーの可能性を広げる活動や地位向上にも尽力している。

「今やりたいことをしっかりやるタイプで、壮大なビジョンを掲げているわけではないです」と謙遜する田浦氏だが、事業会社でのビジネス現場、大手事務所でのビジネス法務の最前線、そして新事務所での独り立ちと、すべての点が一本の線でつながっている。変化を恐れず新たな領域へと次々に踏み出すパワーで、これからも現場最前線で“我が道”を切り開いていくつもりだ。

【プロフィール】 たうら・はじめ 北海道大学法学部、同法科大学院卒。ヤフー株式会社(現LINEヤフー株式会社)でキャリアを開始。アンダーソン・毛利・友常法律事務所入所、米国留学・研修を経て、2025年4月に現所属事務所を設立した。主な専門はM&Aやデータ関連法務。日本組織内弁護士協会理事兼3部会部会長を務める。

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