彼が帰ってきたのは…
ところが、待てど暮らせど彼は戻ってきません。連絡を取りたくても方法がわからず、どうしようと困ってしまった私。勝手に帰ることも考えましたが、さすがに何も伝えずに出るのも気が引けます。そこで私は、このまま彼が帰ってくるのを待つことにしました。置いてあった漫画を読んだり、昨夜開けたお菓子の残りを食べたりしながら、時間をつぶすことにしたのです。
すると、お昼を過ぎ、夕方になり……彼が戻ってきたのは、なんと18時ごろ。「ちょっと」と言っていたはずなのに……。
帰ってきた彼は「ごめんごめん、友だちと話していたら長くなっちゃって」とあっけらかんとした様子。初対面に近い人の家で長時間ひとりで待つという状況は、どうしても落ち着かないものでした。あのときのなんとも言えない妙なドキドキ感は、今でもよく覚えています。
その後も彼とは何度か会いましたが、時間や約束に対する感覚の違いを感じることが多く、自然と会わなくなっていきました。
この出来事を通して、たとえその場の雰囲気がよくても、最低限の連絡手段を確認しておくことや、相手との距離感は少しずつ築いていくことが大切だと実感しました。当時を振り返ると、予想外の展開ではありましたが、今では「そんなこともあったな」と、クスッと笑える思い出になっています。
著者:岡田圭/30代女性・新卒で編集プロダクションに入社後、女性誌やウェブを中心に恋愛や人間関係などのテーマで数多くコラムを執筆。
作画:ちえ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年1月)
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イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ちえ

