義父が定年退職してから夢中になった趣味は、私にとって意外なものでした。義父の新しい趣味を知った私が、会話を盛り上げなければ! と努力をしたお話です。


定年退職後の義父に起きた変化
定年退職する前の義父は、時間があると家でのんびりテレビを観たり、パチンコに出かけたりして過ごしていました。私たち夫婦に子どもが生まれると、義父は孫と遊べることに大喜び。定年退職後は義実家にいっぱい遊びに行こう! と思ったのですが……。
定年退職してから義父の予定を聞くと、以前より忙しくしている様子なのです。どうして忙しいのか尋ねると、義父は大笑いしながらこう答えてくれました。
義父の新しい趣味とは
義父は「苔にハマってしまって」と言いました。車で数時間かけて川に行き、苔を採ってくることもあるそうです。苔を育て、観賞用の苔を作ったり、苔のためにビニールハウスを手作りしたり……。とにかく苔のお世話で大忙しらしいのです。
その日、私は義実家の庭を素通りしてしまったので、改めて外に出て庭を拝見させてもらうと、そこにはたくさんの苔が丁寧に育てられていて、育成用の道具もそろっていました。ただ、私は今まで苔に興味を持ったことがなく、「きれいですね」「すごいですね」といった感想しか返せなかったのです。
夫はというと、軽く眺める程度。義母も、普段はそこまで詳しく話を聞くわけではないようです。そのため義父は、私に苔の魅力を楽しそうに語ってくれました。

