1.骨の数がとても多いから
人間と猫とでは、体の大きさには圧倒的な差があります。しかし、体を支えている骨の数は、実は人間よりも猫の方が多いのです。
人間の骨はおよそ200本ですが、猫の場合はおよそ240本から成り立っていると言われています。体は小さくても、骨の数はむしろ多いというのは意外に感じるかもしれません。
なかでも特徴的なのは、細かい骨がしなやかに連なっている背骨です。背骨をつないでいる軟骨も柔軟なため、人には真似できないような体をよじる動きも軽々とこなすことができます。
猫の体がびよーんと長く伸びたり、体を丸めてコンパクトになったりするのも、この身体の構造のおかげです。
2.鎖骨が小さく浮いているから
猫は「頭が通れば体も通る」と言われるほど、狭い隙間も難なく通り抜けていきます。これを支えているのが、猫の鎖骨の仕組みです。
人間の鎖骨は胸や肩の骨とつながっていますが、猫の場合は他の骨としっかり固定されておらず「浮いている」ような状態になっています。そのため肩まわりの動きの自由度が高く、肩幅をすぼめることもできるのです。
こうした体のつくりのおかげで、猫は狭い場所にも体をくねらせながら入り込むことができます。
とはいえ、なかには計算違いをして、狭すぎる隙間を通ろうとする猫もいます。筆者の愛猫も例外ではなく、日々そんな無謀な挑戦を繰り返しては飼い主を笑わせてくれます。

