1.喉を鳴らすゴロゴロ音
猫たちがもっとも好きな音は喉を鳴らす音でしょう。自分だけではなく、ほかの猫のゴロゴロ音も大好きです。この音に心地よさを感じる理由は、猫が生まれた直後にまでさかのぼります。
生まれたばかりの子猫は、まだ目が開いておらず、音に反応するようになるのも、生後1週間〜10日ほどだといわれています。そのため授乳中の母猫は、ゴロゴロと喉を鳴らして体を振動させることで自分の存在を伝え、子猫に授乳を促すのです。
子猫にとって母猫のゴロゴロは「安全に守られている」という安心や快適さのシグナルとして刷り込まれるため、成猫になってからも同じ音を聞くと自然と心が落ち着くのです。
最近は猫のゴロゴロ音を収録した猫用ヒーリング音源が動画サイトなどでも聞けるようになっています。就寝時や留守番中に流しておくと、猫が安心して過ごせる空間になりそうです。
2.飼い主の話し声
飼い主の話し声がすると、離れているのに猫の耳だけがこちらを向くことがあります。猫は人間の言葉の意味を正確に理解しているとは限りませんが、声の高さやリズム、音の柔らかさなどは常に感じ取っています。
猫にとって人の声は、生活音のひとつです。穏やかでゆっくりした飼い主の話し方は安心できる音として記憶されていくのです。
私たち人間も自分が知らない言語を話す人たちが、大きな声で早口に話していると「怒っているのかな?」と警戒することがありますよね。そのため、猫に話しかけるとき、あるいは、同じ空間で誰かと話すときも落ち着いて話す方がよいでしょう。
猫を飼っている人の中には、あまり話しかけない人もいるようですが、その声は猫にとっても「安全」という合図になるのです。返事がなくてもたくさん話しかけてあげてください。

