3.小鳥の鳴き声
どこからか聞こえる小鳥の声を探していた猫が、小鳥の姿が画面に映し出されたとたん、テレビの前から動かなくなってしまう。実は、このように猫が小鳥の鳴き声に聞き入ってしまうのは、狩猟本能だけでなく、音のつくりにも理由があるからです。
鳥の鳴き声は、遠くからでもはっきり聞こえる澄んだ音です。窓の外から聞こえてくる小さなさえずりに、猫が耳を動かしたり、静かにじっと聞いたりする様子が見られることがあります。
高音で細かく区切られた軽いリズムは、動物の注意を引きつける音とされています。目覚ましアラームに「ピピピ」が多いのも同じ理由です。小鳥の「チュンチュン」「ピピピ」という鳴き声は、まさにその特徴を持つため猫はつい聞き入ってしまうのです。
もし、留守番の多い愛猫が退屈そうにしているようなら、時々テレビやネット上にある小鳥の鳴き声を聞かせてみましょう。ただし、捕まえられないことでフラストレーションが溜まる猫もいるため、動画を見せた後は本物のおもちゃで遊んで狩猟本能を満たしてあげることが大切です。
4.カサカサ音
ひとことでカサカサ音といっても、ビニール袋やドライフードの厚い外袋、ウインドブレーカーのような上着もカサカサと音がします。これらはいずれも、多くの猫にとって思わず耳を立ててしまう音のひとつになるでしょう。
猫の狩猟本能では、どんな小さな物音にも注意を向ける習性がありますが、特にカサカサ音には高周波成分が含まれており、小動物が枯れ草や落ち葉を踏む周波数に似ていることから「これは何の音?」と好奇心や遊び心を自然に引き出すのです。
カサカサ音は、「うっとりとして心地よい」とはすこし異なりますが、音の発生源を探したり触れたりして遊ぶことが多く、遊び心や好奇心を自然に引き出す効果がある大好きな音のひとつなのです。
クラフト紙などを丸めてボールにすれば、カサカサ音と転がる動きで即席で楽しいおもちゃが作れます。ただし、ビニール類は誤飲すると危険なので、おもちゃに使うのは避けるようにしましょう。

