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岩手県一関市の築150年古民家を再生した焙煎所&シェアハウス「チダッケ」設立に向けクラファン開始


岩手県一関市千厩町南小梨地区において、築150年の古民家を再生し、焙煎所とカフェ、シェアハウスを兼ねた交流拠点「チダッケ」を設立するプロジェクトが始動。クラウドファンディングを4月3日(金)より開始した。

人と人とのつながりを育む拠点に

チダッケを運営する中村夫妻

「チダッケ」設立のプロジェクトは、地域おこし協力隊として自伐型林業に取り組む中村春樹氏と、対話を重視した場づくりを行う中村祐美氏の夫婦によって進められている。

一関市は市域の約6割を森林が占める地域で、担い手不足や高齢化により、手入れが行き届かない森林が増加。また、千厩町南小梨地区では人口減少が進み、10年前に約1万2千人いた人口は、今後さらに減少すると予測されている。

夫・春樹氏は現在地域おこし協力隊として、持続可能な森林経営を目指す自伐型林業に取り組む

日々の暮らしの中で、「このままでいいのかな」「本当はどうしたいんだっけ」と感じても、安心して話せる場は多くない。山のこと、仕事のこと、暮らしのことを気軽に語り合える場所の必要性を感じ、プロジェクトが立ち上がった。地域の状況を打破するべく、コーヒーと林業を軸にした人と自然、人と人とのつながりを育む拠点を目指している。

焙煎所・カフェ・シェアハウスのほか、将来的に民泊も


「チダッケ」は、築150年の古民家を活用した複合拠点で、焙煎所・カフェ・シェアハウスを中心に、将来的には民泊機能も備える予定。地域の人や移住希望者、訪れた人が交わり、関係性が生まれる場を目指している。

名称の「チダッケ」には、元の家主の姓「チダ」と、方言「〜だっけ(どうだった?)」を掛け合わせ、「立ち止まり、自分に問い直す場所にしたい」という思いが込められている。

「チダッケ」は、対話が生まれる焙煎所&カフェ。自伐型林業に携わる夫が焙煎するコーヒーを提供。カウンター越しに会話が弾む設計にし、地域の憩いの場であるとともに、地域が抱える“山林の放置林化”や“担い手不足”といったの課題についても気軽に語り合える場を開く。山をどうしたらいいかわからないという不安が、コーヒーを飲みながらの何気ない会話を通じて、少しずつ解きほぐされていく場を目指しているという。

古民家2階からの景色

また「チダッケ」は、里山の絶景を望める。窓から里山の風景を一望できる2階の客室(6畳・8畳)を整備。林業・農業や地方移住に関心がある若者が、半年~1年程度「お試し滞在」できる場として活用する。

共同運営者の祐美氏はNVCやプロセスワークなど対話を大切にした場づくりを行っている

共同運営者の中村祐美氏は、福祉分野での経験を活かし、人が安心して話せる場づくりに取り組んできた。日々の暮らしの中で自然と対話が生まれ、自分の気持ちやこれからの生き方を見つめ直せる環境を提供する。

さらに、「チダッケ」には多目的イベントスペースを設置。8LDKという広さで、対話イベント、映画上映会、ウクレレ会などを開催。庭では自然農や土中環境改善の取り組みを実践し、多世代が交流する場を創出する予定だ。

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