ハードだけど楽しい壁作り
土間の次は部屋の壁を作っていきます。中古物件をリノベーションする際に厄介なのは家が微妙にゆがんでいること。この物件の間柱も、それぞれの面がバラバラで微妙にズレていました。キレイにそろえるため、廃材で作った「調整材」を挟みながら石こうボード用の下地を作ります。
たくさんの石こうボードを下地に張ったら、ボード間の隙間やビス穴をパテ埋め。しっかりパテを乾かしたところで今度は壁全面に下塗り剤を塗ります。面倒な作業ですが、この後に控えているしっくい塗りのことを考えて丁寧に仕上げました。このころには、だんだん塗るコツがつかめて楽しくなっていったとのこと。
しっくいは一度塗った場所が乾かないうちに、重ね塗りを実施。塗りムラをなくしつつ強度をアップさせます。壁のほとんどにしっくいを塗るため“時間に追われながら腕をフル稼働させる”というハードな内容となりましたが、無事キレイに塗れました。また、キッチン台周辺はしっくいの代わりにタイルを接着。油や水がはねても掃除しやすい環境にしておきます。
家具も自分たちの手で
壁面を仕上げたので、ここからは家具を製作していきます。キッチン台は、高さ調節ができるよう脚にアジャスターをセット。L字金具と筋交いで天板を固定することにより、グラつかない丈夫な台となりました。
合わせて、国産ナラの集成材を使いキッチンカウンターも作成。広々とした天板の下には引き出しを設けました。この中には、ラップなどのキッチン用品やカトラリーを収納する予定です。
最後は、物置として使われていた部屋の改造。ここには小さい2段の収納棚と、大容量な5段の収納棚を設けます。まずは部品の少ない2段棚から。棚足と板をビスで固定するだけのシンプルな構造のため、スムーズに出来上がりました。
続いて作る5段棚はとても大きいため、必要な部品を持って現場まで移動。1人が棚足を押さえている間に、もう1人が棚板を上から取り付けていきます。板を全部取り付けたら、同じ高さの棚足をもう2セット用意。部屋の壁に棚の側面がつくまで横方向へ拡張します。横長となった5段棚の前に、先に作っておいた2段棚を置けば収納スペースも完成です!
ついに形となった、理想を詰め込んだ自分たちだけのキッチン。時間はかかったものの、それまで近寄りづらかった場所が一番のお気に入りの場所になったと振り返っています。

