友人には私の声は届かない…
「玲奈!目をさまして。子どもたちがかわいそうだよ!」
「あーはいはい。しあわせな再婚さまは余裕ですねー。説教ならもういいわ」
ブチッと切れた通話音…。
私は、スマホをにぎりしめたまま、リビングでシンとリンが恭司さんとわらい合っている声を聞いていました。
「パパー!見て、恐竜、描いたよ!」
「おお、シン、上手だな! リンも一緒に色をぬるか?」
そんなおだやかな日常が、玲奈の家からは完全にうしなわれている…。
彼女が追い求めている「しあわせ」は、一体どこにあるのだろう。
私にはもう、彼女の進む先が、真っ暗なガケっぷちにしか見えませんでした。
あとがき:「破滅の道」を選ぶとき
温かな家庭をきずくサユミと、夜の街に居場所を求める玲奈。その対比に胸がしめ付けられます。玲奈が男に固執したのは、愛というよりは「自分を認めてくれる存在」への渇望だったのでしょう。
しかし、その代償として、子どもたちの安全がおびやかされる現実から目を逸らす姿は、同じ「母親」として見過ごせない恐怖を感じさせます。正論が届かないほど心がすさんでしまった時、人は自ら破滅の道を選んでしまうのかもしれません。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

