24歳で婚約破棄。結婚のために仕事も退職していたため、仕事も彼も失い、人生が真っ暗になった私。そんなとき、心の拠り所を求めて飛び込んだSNSのコミュニティで、思いもよらない出会いがありました。
婚約破棄で人生が崩れ落ちた日
24歳のとき銀行で働いていた私は、激務に追われる毎日で心身をすり減らし、うつ病になってしまいました。そのとき、当時交際していた彼が「俺が支えていく。結婚しよう」とプロポーズしてくれたのです。
私はその言葉を信じ、転勤族だった彼についていくために銀行を退職。今後各地を転勤する際に就職に役立つと思い、医療事務の資格を勉強しようと、短期講習に通い始めていました。
ところが、待っていたのは突然の婚約破棄の申し出でした。
理由は、「私を支えていく自信がなくなった」とのこと。彼の両親から「うつ病の人を嫁にしてはダメだ」と強く反対され、彼の中でも、私に対する愛情が少しずつ冷めていったようです。さらに追い打ちをかけるように「ほかに好きな人ができた」と……。
結果的に婚約破棄となり、両親にも心配をかけ、悲しい思いをさせることになりました。別れを受け入れた私は職なし・金なし・彼氏なしという状況に。「どうして私がこんな目に」と涙が止まらず、泣いて過ごす日々でした。
SNSで見つけた小さな希望
その後、心の拠り所を求めて入ったのは、失恋した方々が気持ちを書き込み共有し合う、SNSのコミュニティでした。
私はそのコミュニティの掲示板に「婚約破棄され、全部失いました」と自分のことを書き込み。すると、その日同じように失恋した男性が「いきなり同棲していた彼女に出ていかれた」と書き込んでいるのを見かけました。
そして翌日、その男性からDMが届きました。「はじめまして。同じ日に失恋していますね。本当にお互い、つらいですよね」と。失恋のつらさを共感し合える仲間ができた気がして、心が温かくなったのを覚えています。
彼とやりとりを重ねるうちに、彼も失恋してボロボロの状態だったことを知りました。「彼女へのクリスマスプレゼントを買ったのに、急に出ていかれて音信不通になったので、泣きながらプレゼントを捨てた」と笑いながら話す彼。お互いに傷をなめ合うように会話を続けました。
いつしか、同じ日に失恋した同志の彼は私の心の拠り所に。毎日電話をするようになり、彼が隣の県に住んでいることもわかりました。

