
釣り好きに「食べて美味しいイカは?」と尋ねれば、必ず上位に挙がる“マルイカ”。ケンサキイカの若魚で、濃厚でねっとり甘い身質は格別だ。そのマルイカが真冬の静浦沖で“連日束超え”。しかも夜の浅場で、である。「これは急いでイカねば!」と向かったのは、静岡県沼津・静浦港の『第八幸松丸』。噂の“早夜便マルイカ乗合”に乗船した。
アクセス良好、沼津静浦港!
静浦港は東名高速・沼津ICから約30分。ナビには「静岡県沼津市獅子浜243-1」と入力すると迷いにくい。初訪問なら、船宿HPの「アクセス」で集合場所を事前に確認しておきたい。
“早夜便”は15:30出船~22:00頃沖上がり。釣法はゼロテン釣法中心のスッテ、またはイカメタルのどちらも可能。予約時に希望を伝えれば釣座の調整もしてもらえる。
取材日は強風予報で出船を2時間遅らせることになったが、それでも出船90分前にはほぼ全員集合。準備は滞りなく進み、ピンクのデッキが印象的な『第八幸松丸』は夕陽差す駿河湾へと出船した。
ポイントは港を出てすぐ!
離岸からわずか10分、水深30m。ポイントの“近さ”も静浦の魅力だ。魚探には反応が出ており、竿先にもアタリらしき動きがある──だが乗らない。前日の爆釣情報があるため、船内の期待値は高い。陽が沈み、風が収まり、集魚灯が灯る。条件は整っていく。
移動後、大ドモの森さんが巧みに1杯目をキャッチ。ここからポツリ、ポツリ。手の合った釣り人は連発する場面もあるが、アタリは散発的。触るが掛からず、掛けても単発。浅場の25~27mを回り直すと、小さな時合いが訪れ、パタパタっと取り込まれるが後が続かない。
“反応の割に難しい日”の典型と言える展開だった。今季は一回り良型が交じるため、イカメタルでも十分成立。イカマット使用率は100%、投入器は使わないスタイルだ。中乗りさんのレクチャーも丁寧で、ビギナーでも釣果に結びつけやすい。

