転職への決意を固めた
院長は上から目線で言った。
「扶養から外れてがんばってみたら?バリバリはたらけば、他の職員も認めてくれるよ?」
「認めていない」というニュアンスが含まれている…。「今、以上にはたらいてほしい」という要求も見えた。
「…できません」
(まだ、息子は小さい…今は扶養内ではたらくのがせいいっぱい)
他のパート職員は、すでに子どもが大きいか成人済み…という人ばかりで、同じような状況の人はいなかったため、余計に私だけ「特別扱い」「ワガママ」のように見えていたのかもしれない。
私は、シフトを作っている職員にあたまを下げ、出勤日をへらしてもらった。
「いいけど…山内さんにまた文句言われるかもよー」
「…わかってます」
(絶対に転職してやる)
私はくちびるを噛みながら、心の中で決意を固くした。
あとがき:転職を決意した瞬間
院長は、とにかく「皆と同じようにはたらいてほしい」と美奈に対して思っているようですが、幼い子を抱える状況の彼女に、それはむずかしいことです。
最初に雇う際、そのような話も出たはずなのに…「後からどうにでもなる」と考えていたのでしょうか。院長の無責任さと、職場内の暗黙のルールにあやうさを感じますね。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています。
記事作成: hiiro
(配信元: ママリ)

