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ドラマの料理を作るのは誰か。「日本一忙しいカメラ裏の料理人」

ドラマの料理を作るのは誰か。「日本一忙しいカメラ裏の料理人」

『情熱大陸』が映した、カメラの後ろの世界

今年放送された『情熱大陸』に登場したとき、業界関係者からは「いつも通りだったね」という声が相次いだ。緑山スタジオとドラマ現場を走り回り、監督に動きを提案し、役者が食べやすいよう一皿をその場で作り直す。

画面に映っていたのは、フードコーディネーターという仕事のごく普通の一日だったという。これまでに携わった映像作品は500本以上。「最近はもう数え切れないほどになっていますね(笑)」とはらさんは笑う。実はこの仕事を一度辞めた時期がある。しかし1ヶ月も持たなかった。離れてみてはじめて、「料理で誰かに必要とされたい」という欲求が自分の真ん中にあることを確認した。

フードコーディネーターは「料理担当」ではない

フードコーディネーターと聞いて、食べ物を美しく盛り付ける仕事を想像する人は多いかもしれない。しかしはらさんが大切にしているのは「その時、その場所で、誰が何を必要としているか」を常に考えることだという。

「撮影現場では、監督も役者さんも『これで合っているのかな?』と不安になることが多いんです。どんなお皿を使うか、どういう手つきで卵を割るかといった細かいことが、シーンのリアリティを左右する。ただ料理を作るだけでなく、その人らしさが自然に出るようにアドバイスすることを心がけています」
監督の迷いを引き受ける相談役であり、役者が自然に見える空間を料理の側から設計するディレクター。それがフードコーディネーターの実像に近い。

ミュージックビデオの現場ではさらにその幅が広がる。ボーイズダンスボーカルグループMAZZELのミュージックビデオでは「GUCCIのパーティーのようなラグジュアリーな空間でみんなで唐揚げを奪い合う」という世界観のオーダーから、メニューも盛り付けも一から起こした。

ドラマのようにセリフや台本はなく、求められるのは「世界観」を食で体現する発想力だ。料理人でもなく、スタイリストでもない。その中間にいる職能が、フードコーディネーターだということがよくわかるエピソードだ。

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