
移動手段を検索するナビゲーションサービス「ナビタイムジャパン」のNAVITIMEデータ分析チームは、訪日外国人観光客向けのナビゲーションアプリ「Japan Travel by NAVITIME」の利用状況から、2025年の1年間を通じて訪日外国人旅行者が訪れた人気の「日本の城」の分析結果を発表した。
分析内容について
日本の城は訪日外国人旅行者からの関心が高く、「ナビタイムジャパン」が毎年発表する「訪日外国人観光客 目的地検索ランキング」TOP30においても、例年上位にランクインする人気の目的地だ。
訪日外国人観光客向けナビゲーションアプリ「Japan Travel by NAVITIME」における分析の内容は、2025年1月~12月に訪日外国人旅行者が訪れた「日本の城」の滞在数、およびアジア市場と欧米豪市場における人気ランキング、滞在時間分析、各市場特有の傾向がある城の分析。「Japan Travel by NAVITIME」から同意を得て取得したインバウンドGPSデータと属性アンケートを用いて集計した。
なお「滞在」の定義は、ナビタイムジャパンが日本城郭協会「日本100名城」を参考に、独自に調査をした城を地図上で区切ったエリア(ポリゴン)内に30分以上連続して測位が確認された状態。同分析におけるアジア市場は、台湾・タイ・香港・韓国・中国など、欧米豪市場は、アメリカ・オーストラリア・フランスなどを主な対象としている。
市場別で訪日外国人旅行者から人気の日本の城

アジア、欧米豪の両市場において、最も人気の城は、大阪城だった。名古屋城や熊本城、二条城、姫路城、江戸城も両市場のトップ10に共通してランクインしている。

アジア市場特有の傾向として、直行便が就航している地方空港から比較的アクセスしやすい、弘前城・犬山城・岡山城・松山城がランクイン。また、欧米豪市場特有の傾向としては、金沢城・広島城・松本城・小田原城がランクインしており、「ゴールデンルート」や、金沢・白川郷・高山・松本などミシュラン観光ガイドで三つ星を獲得した名所を巡る広域観光ルート「三つ星街道」沿いからのアクセスの良さが背景にあると考えられる。


滞在時間を比較すると、アジア・欧米豪の両市場ともに、滞在時間と城の面積に相関があることが確認できた。


概ね面積が広い城ほど滞在時間が長くなる傾向にある。例外として江戸城や、欧米豪市場でのみランクインしている金沢城がある。
