脳トレ四択クイズ | Merkystyle
姉の子がキッチンで「ビリッ…」→新築に招いて露わになる“しつけの常識”の違い|姉の子育てがおかしい

姉の子がキッチンで「ビリッ…」→新築に招いて露わになる“しつけの常識”の違い|姉の子育てがおかしい

止まらない違和感

部屋 散らかる

「ちょっと……」

私は慌てて近づく。
そのときだった。

「やめて!」

蒼が駆け寄った。
自分の家のものが壊されたのが分かったのだろう。小さな手でマットを押さえる。
すると──

「うるさい!」

蓮くんが、蒼の手を強く払った。

「いたっ」

蒼が尻もちをつく。私は思わず駆け寄った。

「蒼、大丈夫?」

「うぅ……」

蒼は目を潤ませている。胸がぎゅっと痛くなった。
振り向くと、蓮くんは平然と立っていた。
そして

「蓮、ダメじゃん」

香織が言った。
でもその声は──
まるで軽い注意のようだった。

「小さい子には優しくしないと」

そう言いながら、特に怒る様子もない。
蓮くんも、悪びれた様子はなかった。

「はーい」

気のない返事。それだけだった。
私は言葉を飲み込む。

(今の……)

蒼はまだ3歳だ。
5歳の蓮くんに突き飛ばされたら、危ない。
それに、キッチンマットだって破れてしまった。
でも──

「まあまあ」

香織は笑って言う。

「子どもなんて、こんなもんでしょ?」

まるで、何事もなかったかのように。
私は蒼を抱き上げながら、小さくうなずくしかなかった。

「……そうだね」

でも、胸の奥にモヤモヤが残る。

(本当に……?)

私は、破れたキッチンマットを見つめた。
そして、楽しそうにリビングを走り回る蓮くんと、それを特に気にしていない姉の姿を見ながら、言葉にできない違和感が静かに広がっていった。

あとがき:「違和感」は見過ごしていいもの?

何気ない出来事の中で感じた、小さな違和感。
それは決して大きな問題ではないように見えて、心の奥に静かに残り続けるものです。
今回の結衣のように、「自分が気にしすぎなのかもしれない」と飲み込んでしまう場面は、誰にでもあるのではないでしょうか。
しかし、その違和感はやがて、人間関係のズレとして表面化していきます。
この出来事が、結衣と姉の関係にどのような影響を与えていくのか──ぜひ続きもご覧ください。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

記事作成: tenkyu_writing

(配信元: ママリ

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