退職届を叩きつけた
社会ではたらくうえで、がまんすべきことは、もちろんある。
だから、契約外の業務も渋々のんだし、強い引きとめを受けてなやんだりもした…。だが、人間である以上、「心」や「気持ち」も大切だ。
かげで一緒にはたらく職員を蔑む雇い主とお局がいる職場になんて、どれほど良い条件を提示されても、いたくない。
気づけば、私は院長室のとびらを開けていた。
「私、やっぱり退職します。本日付けでおねがいしますね」
「え、え、西川さん?」
「本日付けって…はあ?ちょっと、あなた、何を…」
それから、私の行動は早かった。
ずっと用意していた退職届を叩きつけ、職場の荷物を回収した。
(何をうじうじ悩んでいたのだろう。違和感を持った時から、こうすればよかったんだ)
クリニックの外に出ると、はれやかな太陽が出迎える。「よくがんばったね」と言ってくれているようだった。
あとがき:心身の健康も大切
重要なのは、はらたくうえで「心身が健やかでいられるかどうか」…なのかもしれません。
たとえ条件がよくても、心身を脅かしたり、不安があったりするのでは、うまくいきません。そのことに、ようやく気づいた美奈。ついに退職届を突きつけました。転職先も確保している彼女の行く道は、きっといいものになるでしょう。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています。
記事作成: hiiro
(配信元: ママリ)

