脳トレ四択クイズ | Merkystyle
「男は追い込めば働く」ママ友の発言に違和感→重なる“図々しい言動”|他人の夫をタダ働きさせるママ友

「男は追い込めば働く」ママ友の発言に違和感→重なる“図々しい言動”|他人の夫をタダ働きさせるママ友

無意識に踏み込んでくる距離感

ママ友 

ある日のこと。
幼稚園の保護者会で、イベントの係を決める話になった。
先生が困ったように言う。

「どなたか、お手伝いしていただける方は……」

教室が、しん……と静まり返る。
みんな目をそらしている。
そのときだった。

「じゃあさ」

藤川さんがぱっと手を挙げた。

「真帆ちゃんと私でやろうか?」

突然名前を出されて、私はびっくりした。

「え?」

「真帆ちゃん、こういうの得意そうだし」

にこにこしながら言う藤川さん。
周りのママたちも安心したように言う。

「助かる〜」
「ありがとう!」

気づけば話はどんどん進んでいき、私はそのまま係になっていた。

帰り道。
藤川さんは悪びれる様子もなく笑った。

「ごめんね、いきなり名前出しちゃって」

「いや、大丈夫だけど……」

「でもさ、誰もやらない空気だったじゃん?」

「うん。だけど……」

「だったら、ちゃっちゃと決めた方が早いかなって」

あっけらかんと言う。
確かにその通りかもしれない。
でも──

「まあ、真帆ちゃんなら大丈夫でしょ」

軽く言われたその一言に、少しだけ引っかかった。

また別の日。
公園でママたちと話しているときのことだった。

「うち今さ、車買い替えようと思ってるんだよね」

藤川さんがそう言った。

「え〜いいなぁ」

「旦那にさ、『ファミリーカー欲しい』って言ったらさ」

藤川さんは笑いながら続ける。

「『まだ乗れるじゃん』って言うわけ」

周りのママたちが苦笑する。
すると藤川さんは、肩をすくめて言った。

「だからさ、『じゃあ子ども送迎全部あなたやってね』って言ったら」

「え?」

「次の日、ディーラー行くことになった」

藤川さんは得意げに笑った。

「男なんてさ、ちょっと追い込めば動くんだよ」

その言葉に、周りのママたちは

「藤川さんらしい〜!」

と笑っていた。
でも私はなぜか、その笑いにうまく混ざれなかった。
──なんだろう。
胸の奥に、小さな違和感が残る。

藤川さんは明るいし、頼れる人だ。
でも時々、相手をぐいっと押し切るような強さがある。
それが、少しだけ気になっていた。

──そして、今。

「旦那さん、建築士でしょ?」

藤川さんの言葉が、頭の中でよみがえる。

「この図面、ちょっと見てもらえない?」

私は歩きながら、ため息をついた。
もしかして、あの違和感は──ずっと前から、始まっていたのかもしれない。

あとがき:小さな違和感の積み重ね

人との関係の中で感じる違和感は、突然生まれるものではなく、少しずつ積み重なっていくものかもしれません。藤川の言動は一つひとつ見れば些細なものですが、真帆の中では確実に引っかかりとして残っていました。「頼れる人」という印象の裏側にあったものとは何だったのか──。その正体が、次第に明らかになっていきます。次回、真帆はこの“お願い”にどう向き合うのかが描かれます。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています。

記事作成: tenkyu_writing

(配信元: ママリ

配信元: ママリ

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