乳がん検診を受けるか迷っている方へのメッセージとアドバイス
編集部
痛みや被ばくが心配で受診をためらう方もいると聞きます。
飯塚先生
マンモグラフィは乳房を圧迫するため痛みを感じることがありますが、撮影は短時間です。また月経前を避けて受診すると、痛みが軽減する傾向があります。被ばく量は非常に少なく、乳がんを早期に見つけるメリットの方が大きいとされています。過度に心配せず、検診を受けることが大切です。
編集部
乳がん検診を受けるべきか迷っている方に、医師として伝えたいことはありますか?
飯塚先生
乳がんは早期に発見できれば治療が期待できる病気です。一方、進行して見つかると治療が長期化し、負担も大きくなります。検診はがんを見つけるだけでなく、異常がないことを確認するためにも大切です。ご自身や大切な人のために、定期的に乳がん検診を受けることをおすすめします。
編集部
早期発見のために、一般の方が日頃から意識しておくべきことはありますか?
飯塚先生
自分の乳房の状態を知り、変化に気をつける生活習慣である「ブレスト・アウェアネス」をご紹介します。普段から乳房の状態を意識し、しこりや皮膚のへこみ、乳頭分泌などの変化に気づいた場合には、早めに受診することが大切です。日頃の意識と定期的な検診を組み合わせることが、早期発見につながります。
編集部まとめ
乳がんは早期発見できれば治癒の可能性が期待できる病気です。早期発見を目的に行われる乳がん検診では、マンモグラフィと乳腺エコーという2つの検査が用いられます。検診は、がんの発見のみならず「何もないことを確認する」ために受けるという意味でも有益です。ご自身の健康のためはもちろん、家族や大切な人のためにも、定期的に乳がん検診を受ける意識を持ちましょう。本稿が読者の皆様にとって、乳がん検診を身近に考えるきっかけとなりましたら幸いです。

