頭と骨の近くに栄養たっぷり
鯛には、うま味成分のイノシン酸やグルタミン酸が豊富に含まれ、特に頭や骨の部分には脳の機能維持や血中コレステロールを下げる働きが期待されているDHAやEPAも多く含まれています。
さらに、骨や皮にはコラーゲンが豊富に含まれ、特に魚由来のコラーゲンは動物由来よりも吸収率が約7倍も高いと言われています。
おすすめは「骨」「皮」付きの部位を使った調理法
刺身や焼き魚、煮付けなど、さまざまな料理で楽しめますが、おすすめは骨や皮ごと使う調理方法です。DHAやEPA、フィッシュコラーゲンの恩恵をより多く授かることができます。

●アラ炊き:アラ(頭やカマ、中骨部分)を酒、砂糖、みりん、しょうゆで甘辛く味付け。お手頃な値段で購入できて栄養面でもおすすめ。

●アクアパッツァ:骨付きの部位を使うと、だしが深いうまみを醸成してくれます。

●鯛めし:切り身と一緒にアラも炊き込み、後でアラだけ取り出せば、うまみアップ+骨の処理が楽になります。
旬を迎える春の季節だけ味わえる、桜鯛。門出にふさわしい名前で、お祝いの席にぴったりです。ぜひおいしく召し上がってください。
※参考文献:杉田浩一ほか監修『新版 日本食品大事典』医歯薬出版株式会社,2017、池上文雄ほか監修『からだのための食材大全』NHK出版,2019、レジア編『日本の食材図鑑』新星出版社,2018
(野村ゆき)

