脳トレ四択クイズ | Merkystyle
「仲良くできないって」仲間外れにされた息子→陰湿ママ友を許せない|他人の夫をタダ働きさせるママ友

「仲良くできないって」仲間外れにされた息子→陰湿ママ友を許せない|他人の夫をタダ働きさせるママ友

夫との相談の末に藤川さんの依頼を断った真帆。しかしそれ以降、PTA内で距離を置かれるようになる。さらに陰口を言われていることを知り、動揺を隠せない。追い打ちをかけるように、息子・悠真の友人関係にも変化が生じ、問題は大人同士だけでは済まなくなっていく。

広がる違和感と陰口

孤独

藤川さんのお願いを断ってから、数日が経った。
最初は、何も変わらないと思っていた。
けれど──

「……あれ?」

PTAの集まりで、私は小さな違和感を覚えるようになった。
いつもなら、藤川さんが中心になって話を進めていた。

「じゃあこの担当、誰やる?」
「ここはこうした方がいいんじゃない?」

そんなふうに、周りに声をかけながらまとめていく。
でも最近は──
私にだけ、ほとんど話を振ってこない。

「この資料、どうする?」

誰かが聞くと、藤川さんはちらっと私を見てから言う。

「どうしようね」

そのまま別の人と話し始める。
まるで、私がそこにいないかのように。

「……」

気のせいかな?
そう思おうとした。
でも、やっぱりどこか空気が違う。
そんなある日のことだった。

会議が終わり、片付けをしていると、同じPTAのママが小声で話しかけてきた。

「ねえ、石田さん」

「はい?」

少し言いづらそうな顔をしている。

「大丈夫?」

「え?」

「最近さ……」

その人は周りをちらっと見てから言った。

「藤川さん、石田さんのこと、ちょっと悪く言ってるみたいで」

胸が、どきっとした。

「え……?」

「なんかさ」

そのママは困ったように続ける。

「『旦那が建築士だからって偉そう』とか」

私は思わず固まった。

「あと、『ちょっと図面見てほしいって頼んだだけなのに断られた』って」

「……」

「愚痴っぽく言ってて、なんとなく雰囲気もぎこちないから大丈夫かなって」

言葉が出なかった。
そんなふうに言われていたなんて。

「ごめんね、変なこと言って」

そのママは申し訳なさそうに言った。

「でも、石田さんは悪くないと思うよ」

「……ありがとうございます」

私はなんとか笑顔を作った。
でも、胸の奥がじんわり痛んでいた。

──偉そう。

そんなつもり、全然なかったのに。

子どもに及ぶ影響

母 息子

家に帰ってからも、その言葉が頭から離れなかった。
ため息をつきながら夕飯の準備をしていると、悠真が帰ってきた。

「ただいまー」

「おかえり」

でも、いつもより元気がない。
ランドセルを置くと、そのまま椅子に座り込んだ。

「どうしたの?」

私が聞くと、悠真は少し迷うような顔をした。

「……ねえ、お母さん」

「うん?」

「陽翔くんがさ」

その名前を聞いて、私は思わず手を止めた。
悠真がぽつりと言う。

「最近ね、僕と仲良くしない方がいいって言われたんだって」

「……え?」

耳を疑った。

「誰に?」

「お母さんに」

胸が、ぎゅっと締めつけられる。

「それでね」

悠真は困った顔をして続けた。

「仲良くできないって言われた。なんか、前みたいに話してくれなくなったの」

声が小さくなる。

「今日もさ、休み時間に話しかけたら……」

悠真は目を伏せた。

「ごめんって言われた」

私は何も言えなかった。
藤川さんが、陽翔くんに言ったんだろうか。

──「仲良くしない方がいい」

その言葉が頭の中で響く。
大人同士の問題だったはずなのに、それが子どもたちにまで影響しているなんて。

「……悠真」

私はそっと声をかけた。

「陽翔くん、何か理由言ってた?」

悠真は首を横に振る。

「分かんない」

そして、小さく言った。

「僕、何かしたのかな……?」

その言葉に、胸が痛くなった。

「そんなことないよ」

私は急いで言った。

「悠真は何も悪くない」

でも、心の中では分かっていた。
原因は親の問題だって。

配信元: ママリ

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