小さな思いやりが心に残る瞬間
最後には、子どもが気に入ったカバンのマスコットをプレゼントしてくれました。
突然のことで「そんな、大丈夫だよ」と遠慮したのですが、「ゲーセンで100円で取ったやつやから大丈夫! 大事にしてね!」と笑顔で渡してくれたのです。
そこで負担にならない程度にと、「これでジュースでも買ってね」と500円を渡すと、「やった! ありがとう!」と嬉しそうに笑ってくれました。
そうして私たちは、その場でお別れしました。
あのときの二人の優しさは、今でも私の心に残っています。人を見た目だけで判断してはいけないこと、そして、ほんの少しの思いやりが誰かの心を救うこともあるのだと、あの経験から改めて感じました。
それ以来、子連れの方に限らず、日常生活の中で困っていそうな人を見かけたときには、ほんの少しでも力になれたらと思い、私自身も声をかけるようにしています。
【体験者:30代・筆者、回答時期:2026年2月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Anne.R
看護師として9年間、多くの人生に寄り添う中で「一人ひとりの物語を丁寧に伝えたい」とライターの道へ。自身の家づくりやご近所トラブルの実体験に加え、現在は周囲へのインタビューを通じ、人間関係やキャリアなど女性の日常に寄り添った情報を発信している。

