結婚につながったきっかけ
それから数年が過ぎたころ、彼はまだ地元で働いていました。このままでは私たちの関係は何も進まないし、別れることも考えたほうがいいのかもしれない――そんな話が出始めたときです。
ある日、何の連絡もなく、彼が私の実家を訪れました。私も家族も言葉が出ないほど驚いたのを覚えています。彼は笑顔で「仕事、こっちに異動させてもらうことにしたよ」と告げました。数カ月後、私の実家がある県へ引っ越してくるというのです。
その後、彼は職場の寮に入り、新しい勤務先で働き始めました。すると母が「あなたも家を出て彼と一緒に暮らしたら?」と背中を押してくれ、私たちは部屋を借りて同棲を始めることになったのです。そして、その流れで結婚しました。
25年前は、ネットで知り合った顔も名前も知らない相手に会うなんて、なかなか理解されにくいことでした。周囲に心配され、反対されたのも無理はなかったと思います。
それでも、学校や職場では出会わなかった相手だからこそ、先入観なく話せたこともありました。顔や肩書きではなく、やりとりを重ねる中で相手の人柄に触れ、少しずつ距離が縮まっていったのです。
今では珍しくない出会い方かもしれませんが、当時の私たちにとっては少し特別な出来事でした。結婚式では、なれそめをそのまま話すのが少し照れくさく、別の言い方をしたのも今では懐かしい思い出です。
著者:持田月子/50代女性・2人の子どもを育てている。看護師として小児科に20年、循環器科や糖尿病科などの成人看護に2年携わり、現在は老人保健施設で勤務。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年1月)
※AI生成画像を使用しています。
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