日本ライフオーガナイザー協会代表理事の高原真由美です。
先週の記事では、住み替えを考え始めたきっかけと、ライフオーガナイズの基本中の基本である「この先、どこでどんな暮らしをしたいのか?」という思考の整理からはじめることが、家づくりに関しても大切ということをドヤ顔でお伝えしたわけですが…。
今回はその続きとして私が完全に見落としていた、実際に住み替えを考え始めてすぐに直面した「夫婦の価値観の違い」についてお話しします。
■自分の中では決まっていた住み替えの条件
住み替えを考え始めたとき、私の中ではある程度の方向性は決まっていました。
まず最優先は、立地の利便性ということ。

最寄り駅から徒歩10分以内、主要ターミナル駅(大阪でいうと、梅田・なんば・天王寺など)まで30分以内はマスト。この条件は私が徳島県出身で、車がないと生活しづらいエリアで生まれ育ったことが起因しており、この価値観は今もこの先も変わらないだろうと思っています。(注:私の高齢の両親も3歳下の妹家族も、みんな元気に現在も徳島在住です。)
そして住まいの形としては、戸建てではなくマンション一択。管理のしやすさや日常的にもゴミ捨てなど、高齢になるほどマンションのほうが絶対に住みやすい!というのが持論でした。
さらに、新築ではなく築30〜40年のヴィンテージマンションを購入し、フルリノベーションするというプランを想定していました。
現在の住まいもフルリノベーションで快適に暮らしていること、古いものと新しいものを組み合わせたデザインが好きだからというシンプルな理由です。4月1日の記事画像で紹介した、この我が家の古くて太い梁と白い塗装の壁と天井の取り合いなどはその代表例かもしれません。

他には、大阪は水都ということもあり、以前から川の近く、リバーサイドの暮らしにも憧れがありました。水害ハザードマップ的は全くもっておすすめできないエリアとはわかっているものの、実際に想定される影響などをマップで確認しながら、条件に合うエリアのヴィンテージマンションの価格を調べるところからスタートしました。
■夫と話して初めてわかった「まさかの真逆」
ある程度の予算感が見えてきたところで具体的な住替え話が浮上。早速夫に自分の考えを話したところ…、思いがけない反応が返ってきました。
なんと、夫は私と真逆の考えだったのです!
夫は車やバイクが趣味ということもあり、「マンションではなく戸建て一択」。
さらにマンションに対しては、騒音トラブルの可能性や管理費・修繕費の負担などを理由に、選択肢に入ってなかったとのこと。
正直、かなりの衝撃でして。はい、心の底から、まじか!!!!!と。(笑)
今まで「これからの住まい」について具体的に話してこなかったとはいえ、根拠なく、なんとなく同じ考えだと思い込んでいたからです。
でもこれは、ライフオーガナイズでお伝えしていることそのもの。
「家族であっても、頭の中は見えない」
「なんとなくわかるでしょう」は通じない、ということを自分自身で実感することになりました。来年で結婚三十周年を迎えるライフオーガナイザーでも、こんなかんじなんですよ…。
ということでそこから初めて、夫と「これからどんな暮らしをしたいのか」を具体的にじっくり話し合うことにしました。
すると、価値観の違いが想像以上にあることがわかりまして。
夫は戸建て一択(建売含む)で、利便性もそこまで重視せず。むしろ緑の多い郊外や海の近くの暮らしに憧れがある。(夫は大阪市内生まれの大阪市内育ちで、実家と現居以外で暮らしたことはなし。)一方の私は、利便性最重視でマンション一択、自分好みのインテリアの実現のためフルリノベ前提。
ほかにもいろいろありましたが、要望は見事に真逆。
ただ、お互いの考えを言葉にしたことで、歩み寄りも生まれました。というか、夫が私の住まいやインテリアへのこだわりを理解してくれ、私の要望を優先していいと言ってくれたのです。(若干、言わせた感があるのは否めません…。)

