天皇陛下のあいさつ全文
「2026年日本国際賞の授賞式に、皆さんと共に出席できることをうれしく思います。
日本国際賞は、世界の科学技術の発展に資するという我が国政府の構想により、民間からの寄付を基に1982年に創設されました。この賞は、世界中の科学技術者を対象とし、科学技術の進歩に大きく寄与する成果を挙げ、そのことがひいては人類の平和と繁栄に著しい貢献をしたと認められる人に贈られます。
今年の授賞対象分野は、『エレクトロニクス、情報、通信』分野及び『生命科学』分野でした。『エレクトロニクス、情報、通信』分野でシンシア・ドワーク博士、『生命科学』分野で審良あきら静男博士及びジージャン・チェン博士がそれぞれ受賞されたことを、心からお祝いいたします。受賞者の皆さんが、それぞれの研究を通じて、人々の暮らしの安全と利便性の向上、また、医療や予防の発展に大きく貢献されてきたことに深く敬意を表します。
今回の授賞対象分野を始め、近年、世界が地球規模で直面する課題は、ますます多様化し、複雑化してきており、そのような中で科学技術が果たすべき役割は一層重要になってくるものと思います。私たちが、より広い見識の下、様々な分野の叡智えいちを結集し、互いに力を合わせることにより、地球の未来のために、そして、人類の持続的な発展に向けて、科学技術を最良の形で活かす方法を模索する努力がなされることを願っています。
日本国際賞が、人々に幸福をもたらす科学技術の発展に一層寄与するとともに、世界人類の将来にとって大きく貢献することを願い、式典に寄せる言葉といたします」
宮内庁 公式サイトより引用

