
人のかたちをした、巨大な"生きる薬草図鑑"

《ハーブマン》は、ランドスケープデザイナー/アーティストの団塚栄喜氏が手掛ける代表作です。両手両足を大きく広げた全長約25メートルもの人型のランドスケープアートで、頭・胸・腹・手足など身体の各部位に対応する効能を持つハーブや薬草が植えられています。
「どこが悪いか」を見て、その箇所に効果がある薬草がわかる——まるで体験型の"ハーブの辞典"のような存在です。視覚・嗅覚・体感を通じて、身体と植物のつながりを自然と学べるのが、この作品の最大の魅力といえるでしょう。
全国を旅してきたハーブマンが、多気町に"拠点"を定める
新潟県十日町市 大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ(2009年7月)
大分県佐伯市(2009年9月)
全国ハーブサミット別府大会(2009年11月)
創造公園渋谷(2010年5月)
ワタリウム美術館(2010年7月)
福岡 アイランドシティ(2012年10月)
虎ノ門 MORI TORUST GARDEN TORA4(2013年4月)
アーツ前橋(2013年10月)
北九州未来創造芸術祭 ART for SDGs(2021年4月)
《ハーブマン》はこれまで、サーカスのように土地から土地へと"旅"をしながら、その地域固有の植物や文化を取り込み、姿を変えてきた移動型プロジェクトです。
2009年の新潟県十日町市「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」を皮切りに、大分・福岡・渋谷・虎ノ門・前橋など、全国各地のアートフェアや芸術祭を巡ってきました。そのハーブマンが次の拠点として選んだのが、三重県多気町です。
多気町は、江戸時代の本草学者・野呂元丈を輩出するなど、古くから薬草と深いゆかりを持つ土地。その歴史と文化を背景に、「薬草の物語」を次世代へと"体験"として継承することが、本プロジェクトの目的です。
