飼い主が取るべき対処法
いきなり食事の量を極端に減らすと、猫は強いストレスを感じて余計に食べ物に執着するようになってしまいます。
まずは「与え方」や「遊び方」を工夫して、満足度を高めながら摂取カロリーをコントロールすることを目指しましょう。
食事の回数を分ける
1日に与えるごはんの総量は変えずに、1回あたりの量を減らして回数を増やしてみましょう。
例えば、朝と晩の2回だったものを、朝・昼・夕方・夜の4回に小分けにするイメージです。こうすることで、猫が「お腹が空きすぎて我慢できない」と感じる時間を短くできます。
空腹によるイライラが解消され、食事への執着が落ち着く効果が期待できます。仕事で日中不在にする場合は、決まった時間にフードが出てくる自動給餌器を活用するのも便利です。
早食い防止グッズの活用
一気にガツガツ食べてしまう猫には、早食い防止用の食器がおすすめです。皿の中に凸凹の突起があるタイプを使うと、猫は舌を上手に使って少しずつ食べなければならないため、自然と食後に満腹感を得やすくなります。
また、おもちゃの中にごはんを隠して、転がさないと出てこない「知育玩具」も効果的です。食べるために頭や体を使うことで、食事の時間が遊びの時間にもなり、退屈しのぎと早食い防止の両方を同時に叶えることができます。
運動量(遊び)を増やす
室内で暮らす猫は、どうしても運動不足になりがちです。エネルギーをしっかり消費させるために、飼い主が意識して遊ぶ時間を作ってあげましょう。
猫は横の動きだけでなく、上下の動きを好みます。キャットタワーを設置したり、おもちゃを振ってジャンプさせたりして、狩りの本能を満たしてあげてください。
しっかり運動して心地よく疲れることができれば、ストレスが発散されて「食べること」以外への関心が高まり、過度な食欲を抑えることにつながります。
ただし、すでに肥満の状態や、持病がある場合、運動量を考慮しないと体に負担を与えてしまうこともあります。愛猫に合った適切な運動の種類や量を考慮しましょう。
病院を受診する目安
愛猫の食欲が「ただの食べ過ぎ」なのか「病気」なのかを見極めるのは難しいものです。判断のポイントは、食べる量以外の変化があるかどうかです。
例えば、以前よりも明らかに水を飲む量が増えた、おしっこの回数や量が多い、たくさん食べているのに背骨が浮き出るほど痩せてきた、といった症状がある場合は要注意です。
これらは代謝の異常や内臓のトラブルを示している可能性が高いため、自己判断せずに、早めに動物病院へ連れて行き専門家のアドバイスを受けましょう。

