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旭川市「女子中学生凍死」から5年、黒塗りなし文書入手 拡散情報に“誤り”指摘も…混乱解決の糸口になるか

旭川市「女子中学生凍死」から5年、黒塗りなし文書入手 拡散情報に“誤り”指摘も…混乱解決の糸口になるか

●指摘されていた「報道の誤り」の数々

(1)(女子生徒の不適切な自画撮りの画像や動画の)データをSNSなどで拡散していた。

→EからC、D、E三人のLINEグループに送信されているが、この三人から更に拡散した事実は確認されていない。

(2)女子生徒は、市内の橋から飛び降りた。

→そのような事実はなかった。

(3)6月15日、本件生徒は、「A子」(D)、「B男」(C)、「C男」(E)にたまり場の公園に呼び出された。

→同日、本件生徒が一人でW公園にいたところ、CとDが遊びに来て、そのすぐ後にE、F、Gの三人も偶然遊びに来て合流する形になった。

(4)川に飛び込む直前、本件生徒は「助けてください」と中学校に助けを求める電話をした。

→本件生徒はパニック状態でX中へ電話を掛け、電話に出た男性教員に死にたいと繰り返した。

(5)この事件の一部始終を川の対岸から目撃していた人物が110番通報した。その人物は、「私見てたの、1人の女の子をみんなが囲んでいて、あれはイジメだよ。女の子が川に飛び込んだ時にはみんなが携帯のカメラを向けていた」と母親に話した。取材班はこの目撃者に話を聞こうとしたが、既に亡くなっていることが現場周辺の聞き込みでわかった。

→公園と川を挟んだ向かい側にいた近所の女性が、本件生徒が土手下の草むらに立っているのに気づき、そのまま何もしないでいることを不審に思って110番通報した。(当委員会は、警察署に110番通報者の照会を行い、事前に警察署を通じて承諾を得た上で事情聴取させていただいた。通報者の女性は、自分が行った110番がテレビで報道されていた有名ないじめ事件であることを警察署に知らされて驚いたと話された。本件に関する通報がこの1件のみであったことも警察から確認している。)

(6)加害少年らは自身のスマホを初期化するなどいじめの証拠隠滅を図ったが、警察がそのデータを復元し、彼らが撮ったわいせつ動画や画像の存在が明らかになった。

→警察による事情聴取は迅速に行われているので、証拠隠滅を図る余裕はなかったと考えられる。加害少年らが本件生徒を撮影した事実はない。

●認定されなかった担任の「彼氏とデート」発言

報告書は、このパートの最後で次のように指摘している。

「本件に関する報道においては、関係者の問題のある言動として具体的に摘示されたものもあったが、そのような関係者の言動について、当委員会の調査において当事者本人が否定していたり、問題とされた言動があったとする情報自体が出てこないこともあったことを付言する」

第三者委員会が具体的にどの言動を指すのかは明らかでない。

ただ、当初、学校関係者の振る舞いとしてセンセーショナルに報道された内容の中には、報告書で触れられていないものもある。

たとえば、爽彩さんの死をめぐり社会的な関心が高まる一因となった、担任の教員による、いわゆる「彼氏とデート」発言がある。

これは、爽彩さんの保護者が「娘はいじめられているのではないか」と相談した際、教員から「今日は彼氏とデートなので、相談は明日でもいいですか?」などと対応を後回しにされたとする趣旨で報じられた。

この報道を受け、ネット上では教員に対する批判や誹謗中傷が相次ぎ、個人情報の拡散などの問題も生じた。

一方で、第三者委員会の報告書には、このような発言があったと認定する記載は確認できない。

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