最後の切り札を使う時がきた
あ然とした私のよこで、山本さんは冷静に対応した。
「ちなみにもう、自治会長に話は済ませてありますから」
「え?」
今度は、康代さんがあ然とする。実は、もう一人、私はある人物をそばに控えさせていた。
康代さんが、自宅の玄関先で、こうも大きな声で罵倒できるのは、「自治会長」である夫が不在だからだ。でも、実は、事前に山本さんが彼と話をし、この訪問を見守ってもらうことになっていた。
彼は見たはずだ。妻の醜い姿を…。
「お前…こんな風に、近所の人たちに迷惑をかけていたのか」
「あ、あなた…出かけたはずじゃ!」
あわてふためく康代さん。独裁者である「監視の鬼」が、はじめて追い詰められようとしていた。
あとがき:反撃が始まった
優香は山本さんとともに、康代さんへと挑みました。「婦人会長」である山本さんは、力強く、たよりになりますね。また、彼女と一緒に準備した、「とっておきの反撃材料」=「自治会長」を味方につけました。
これも、優香一人ではできなかったことでしょう。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています。
記事作成: hiiro
(配信元: ママリ)

