びまん型胃がんなりやすい人の特徴
家族歴
びまん性胃がんは、遺伝子変異の関与が考えられています。家族の中にびまん性胃がんと診断された方がいる場合、気を付けて胃がん検診などを若いうちから早めに受診することが重要です。また、胃がんの方が多く遺伝の関与が強く考えられる場合には、消化器内科で相談をしてみましょう。
大酒家
アルコール多飲はびまん性胃がんに限らず、胃がんの危険因子となります。一日平均日本酒1合未満(女性では半量)での適量でのアルコール摂取を心がけましょう。
喫煙者
喫煙は、胃がんのリスクとなっています。びまん性胃がんでもリスクであるかは、はっきりしていません。しかし、胃がんに限らず、さまざまながんの危険因子であり禁煙が勧められます。
「びまん型胃がん」についてよくある質問
ここまでびまん型胃がんを紹介しました。ここでは「びまん型胃がん」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
びまん性胃がん(スキルス胃がん)と遺伝性びまん性胃がんの違いについて教えてください。
和田 蔵人 医師
びまん性胃がん(スキルス胃がん)の中で、CDH1遺伝子の変異があり、常染色体優性遺伝され高率にびまん性胃がんを発症するものが遺伝性びまん性胃がんです。日本では少ないと考えられていますが、常染色体優性遺伝であるため、親がこの遺伝子を持つ場合、半数で発症するため注意が必要です。遺伝性びまん性胃がんでは、家族歴が非常に重要で、一度近親者(両親、兄弟、子供)または、二度近親者(祖父母、叔父・叔母、おい、めい、孫)にびまん性胃がんと診断された方が多くいる場合に疑われます。強く疑われる場合には遺伝学的検査を行いますが、まずは心配であれば消化器内科で相談をしましょう。

