「安定期だから大丈夫!」は間違いです!助産師「正直、避けてほしい」妊婦さんの要注意行動3つとは

「安定期だから大丈夫!」は間違いです!助産師「正直、避けてほしい」妊婦さんの要注意行動3つとは

安定期過ぎたら「マタ旅」がしたい!

一般的に安定期は妊娠16週以降で、妊娠旅行は妊娠5〜7カ月の中期がおすすめといわれています。妊娠初期はつわりや流産のリスクがあり、後期は破水や陣痛が来ることもあります。


出産後は、赤ちゃんがいるとゆっくり過ごせなかったりするということで、妊娠中に旅行に行くというママもいます。しかし、妊娠中期であっても慣れない旅行先でおなかの張りや出血、破水など思いがけないことが起こることもあります。

まずは、妊娠経過が順調であることが前提です。たまに、医師に相談すると反対されるかもしれないと思って黙っていくという方もいますが、万が一の場合を考えて必ず相談するようにしてください。


出産後もしばらくすれば赤ちゃんを連れての旅行ができないわけではありません。家族でよく検討しましょう。もし自己責任で旅行する場合は、何かあればかかりつけ医に戻ってこられるなど移動距離が少ない場所や宿泊先での滞在型の旅をおすすめします。最近の調査で温泉の成分は妊婦さんに問題ないといわれていますが、慣れないお風呂場で滑ったりなどの転倒に注意が必要です。

上の子の保育園のお迎えで自転車に乗る

妊娠中は、原則的には自転車の運転はやめたほうがいいかと思います。妊娠初期は、振動などにより流産のリスクもあり、週数が進んでおなかが大きくなるとバランスを崩したり、ブレーキなどの反応が遅れたりすることもあり、妊娠前の感覚とは少し変わってくることがあります。


もし転倒や急ブレーキで、おなかにハンドルなどがぶつかったり尻もちをついた場合は、軽度であっても受診したほうが安心です。出血やおなかの痛みがあったら、すぐに受診するようにしましょう。上のお子さんの保育園の送迎、通勤など徒歩や車などでは難しい場合もあるかもしれません。しかし、時間がかかっても自転車以外の移動方法がないか家族で検討してみていただけると幸いです。


安定期といわれる時期を過ぎても妊娠中はリスクがあります。周りの人がやっているから大丈夫というわけではなく、運がよかっただけかもしれません。医療者の立場からすると推奨はできず、最終的には自己責任という形になってしまいます。万が一の場合を考えて、後悔がないよう大切な妊娠期を無事過ごせるように家族でしっかり話し合うことが大切です。


監修:榎本美紀(助産師)

作画:はたこ



監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀

2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業しました。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援しています。訪問時の相談は、母乳だけではなく離乳食や抱っこひも、スキンケア、寝かしつけなど多岐にわたることも。また、おむつなし育児アドバイザーとして、トイレトレーニングなどの相談も受けています。自身も一児の母として奮闘中です。

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