「咽頭がん」で受ける”3つの検査”とは?喉の違和感などの症状や原因も医師が解説!

「咽頭がん」で受ける”3つの検査”とは?喉の違和感などの症状や原因も医師が解説!

咽頭がんの検査法

咽頭がんの検査法には内視鏡検査、画像検査、組織学的検査があります。まずはクリニックでも行える内視鏡を行いましょう。

咽喉頭内視鏡検査

咽頭がんの診断において、最初に行われる検査がこの咽頭喉頭内視鏡検査です。ファイバースコープとも呼ばれる細いカメラを鼻から挿入し、上〜下咽頭、そして声帯のある喉頭までを観察します。医師はモニターを通して粘膜の色や形、腫瘍の有無などを直接確認します。近年ではNBI(Narrow Band Imaging)検査という特殊な青い光で粘膜を観察することで、微小な病変の発見が可能となりました。外来において短時間で行うことができ、がんが疑われる病変を見つけるため必ず行う検査となります。検査の前には、問診で症状や生活習慣について詳しく伺い、視診や首の触診も合わせて行われます。

画像検査

内視鏡検査でがんが疑われた場合、その広がりや深さ、リンパ節や他の臓器への転移(遠隔転移)の有無を調べるために画像検査が行われます。主に用いられるのはCT検査とMRI検査で、これらは腫瘍の正確な位置や大きさと周囲組織との関係性を把握し、治療計画を立てる上で不可欠です。さらに、全身へのがんの広がりを一度に調べることができるPET-CT検査も、進行度の診断に非常に有用です。頚部リンパ節転移が疑われる場合は超音波検査による精査が行われることもあります。これらの画像検査の結果を総合的に評価し、がんの進行度を決定します。

組織学的検査

組織学的検査(組織生検)は、がんの診断を確定させるための検査です。内視鏡検査でがんが疑われた部分の組織を少量採取し、病理医が顕微鏡で観察することで、がん細胞の有無や組織学的な種類を確定します。この検査は、外来で局所麻酔のもと行われることもありますが、病変の場所によっては入院して全身麻酔下で安全に組織を採取することもあります。また、この採取された組織を用いて、中咽頭がんの原因となるHPVの感染を調べるためのp16検査や、薬物療法の効果を予測するためのバイオマーカー検査なども行われます。

咽頭がんの検査は何科で受診できる?

ここまで咽頭がんにはどのような種類があるのか、またどんな検査があるのかについて解説しました。しかし、何科を受診すればよいのか、あるいはどこで調べてもらえるのかわからないという方もいるかもしれません。
喉の痛みや違和感、声がれ、首のしこりなど、咽頭がんを疑う症状に気づいた場合は、まずお近くの耳鼻咽喉科を受診してください。外来において、視診・触診や内視鏡を用いて咽頭を直接観察し、病変の有無を確認します。そこでがんが強く疑われた場合には、より高度な検査や治療が可能ながん診療連携拠点病院や大学病院へ紹介されます。そして、各種画像検査や組織学的検査が行われるのが一般的な流れです。

配信元: Medical DOC

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