膵臓がんを早期発見するために大切なこと
早めの病院受診
膵臓がんは症状に乏しく、症状が出て見つかったときには既に進行している、末期であったとしても何らおかしくない病気です。そのため、何らかの異常を感じた場合には早めに病院を受診することが重要です。
例えば、黄疸が出た、糖尿病が突然悪化した、突然糖尿病を発症した、原因不明の膵炎になった等があった場合はその原因として膵臓がんが隠れている可能性があります。
定期検査
膵臓がんのリスクとして喫煙、過度な飲酒以外にも膵臓の嚢胞や良性腫瘍(膵管内乳頭粘液性腫瘍:IPMNを含む嚢胞性疾患など)、慢性膵炎、遺伝などが挙げられます。これらに当てはまる人は数%とはいえ膵臓がんの発生リスクが上がるため、定期検査を行い今までと変わりがないかを確認していくことが重要です。もし何か変化があった場合は膵臓がんができている可能性があるため、精密検査を行うこととなります。
膵臓がんを疑う初期症状
膵臓がんはなかなか症状が出ないことが多く、症状が出たときには既に進行していることがほとんどである病気です。ただし、症状が出て進行癌となっていたとしても手術できる状態で見つかることもあります。
黄疸、肝機能障害
膵臓の十二指腸に近い部分(膵頭部)には胆管という肝臓からの消化液(胆汁)を腸に流す管が通っています。この周囲に膵臓がんができてしまった場合、この胆管を塞いでしまうことがあります。胆管が塞がれると胆汁が腸に流れず、胆管が広がったり肝臓の機能が悪くなったり、黄疸が出たりします。これらの症状があった場合は早急に病院を受診しましょう。
黄疸は皮膚や白目の部分が黄色くなっていく症状ですが、徐々に変化するため毎日見ていると気づかないことも多いでしょう。久々にあった人に「黄色くなっていない?」など指摘された場合は黄疸が出ていることがあります。また、変化は皮膚よりも目の部分から出始めます。黄疸に気づいた、人から指摘された等があれば病院受診をするようにしましょう。
高血糖・糖尿病
膵臓は身体の中で唯一血糖を下げる「インスリン」というホルモンを分泌します。そのため、膵臓にがんができ、膵臓の機能が落ちた場合は突然糖尿病を発症する、もしくは糖尿病のコントロールが突然悪くなる等の症状が出てくることがあります。このような状況になった場合は一度膵臓を調べるようにしましょう。
腹痛、背部痛
膵臓は胃や十二指腸の裏側、背中側にある臓器です。そのため、膵臓にがんができた場合はがんによってみぞおちなどに鈍い痛みが出てくることがあります。
体重減少
膵臓に限らず、ではありますが、膵臓がんができ進行癌となった場合はがんにより体重が減ってきます。ダイエットなどをしていないにもかかわらず、短期間に5kg以上などの体重減少があった場合は一度病院を受診するようにしましょう。

