「膵臓がんとMRI」についてよくある質問
ここまで膵臓がんとMRIについて紹介しました。ここでは「膵臓がんとMRI」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
膵臓がんはCT検査とMRI検査どちらがいいのでしょうか?
岡本 彩那 医師
膵臓がんの検査としてはどちらも重要な検査となります。ただし、CT検査では造影剤を使わない単純CT検査となると少しわかりにくいこともあります。早期の膵臓がんはMRI検査(MRCP)の方がわかりやすいことが多いでしょう。どちらの検査も膵臓がんの検査として重要ではありますが、健診等でCT検査やMRI検査を行うことは少ないです。たまたま他の理由で検査を行って膵臓がんが見つかった、もしくは病院を受診して膵臓がんを疑ったので検査を行ったなどの状況がほとんどになるでしょう。
まとめ
膵臓がんは一般的に「見つかったときは手遅れであることも多い」と言われる病気です。膵臓の位置として腹部超音波検査等で調べにくい場所にあること、進行も早いことが一因ともなっています。今回解説したMRI検査やCT検査は膵臓がんを見つけるのに有用な検査となりますが、検査時間や放射線被ばくなどもあり手軽に行う検査ではありません。たまたま別の理由で行った検査に写りこんだため発覚したというケースもあるでしょう。
膵臓がんは発見しにくい病気とはいえ、有用な検査もあり早期発見早期治療に結びついているケースもあります。膵臓がんのリスクがある人は定期的に検査を受ける、何らかの症状がある人は早めに病院を受診するなどして早期発見につなげることが大事です。
「膵臓がん」と関連する病気
「膵臓がん」と関連する病気は3個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
内分泌、代謝系
糖尿病消化器系
膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)
慢性膵炎膵臓がんは糖尿病や膵炎などの原因となることがあり、これらの病気に対する詳しい検査で見つかることがあります。
「膵臓がん」と関連する症状
「膵臓がん」と関連している、似ている症状は10個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
関連する症状
腹痛(特にみぞおち)
高血糖背中が痛い黄疸
肝機能障害
下痢
体重減少
浮腫
腹水
倦怠感膵臓がんは初期に症状が現れにくく、症状が現れたときには進行癌であることも多い病気です。ただし、進行癌の状態で見つかっても手術できる状態であることもあります。
参考文献
Takakura, et al. The Diverse Involvement of Cigarette Smoking in Pancreatic Cancer Development and Prognosis. Pancreas 2020
膵がん診療ガイドライン2022年版
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