「膠原病の原因」はご存知ですか?発症しやすい性別や年代も解説!【医師監修】

「膠原病の原因」はご存知ですか?発症しやすい性別や年代も解説!【医師監修】

膠原病を発症しやすい性別や年齢

膠原病を発症しやすい性別や年齢

膠原病を発症しやすい性別はありますか?

膠原病は、全体的に女性に多い病気とされています。全身性エリテマトーデス(SLE)は男女比がおよそ1:9、シェーグレン症候群では1:17、全身性強皮症でも1:12と、いずれも女性に多くみられます。
背景には、女性ホルモン(エストロゲン)が免疫の働きに影響を与えている可能性が指摘されています。ただし、男性でも発症する場合があり、症状の重さや経過が異なる場合もあるため、性別だけでは判断できません。

膠原病を発症しやすい年代を教えてください

膠原病は、病気の種類によって発症しやすい年代が異なります。
全身性エリテマトーデス(SLE)は20〜40歳の女性に多く、若い世代で発症する傾向があります。一方、シェーグレン症候群は50歳代にピークがあり、中高年で見つかることが多い病気です。全身性強皮症は30〜50歳代に多くみられます。

膠原病を発症しやすい人種はありますか?

膠原病は世界中でみられる病気ですが、疾患によっては人種や地域によって発症頻度や症状の現れ方が異なります。
全身性エリテマトーデスはアジア系やアフリカ系の人でやや発症しやすいとされ、重症化しやすい傾向があるともいわれています。ただし、あくまで傾向であり、特定の人種に限られる病気ではありません。

家族に膠原病患者がいるとほかの家族も発症しやすいですか?

膠原病には遺伝的な要素が関係していると考えられていますが、遺伝病とは異なります。家族に患者さんがいる場合、体質的に発症しやすい傾向がある可能性はありますが、必ず発症するわけではありません。
実際には、遺伝的な素因に加えて、感染症、ストレス、紫外線などの環境要因が重なって発症すると考えられています。そのため、家族歴がある場合でも過度に心配する必要はありませんが、気になる症状がある場合は早めに医療機関で相談することが大切です。
参照:『膠原病全身性エリテマトーデス(SLE)、シェーグレン症候群、全身性強皮症』(ヘルスケアラボ)

編集部まとめ

編集部まとめ

膠原病は、免疫の異常によって自分自身の身体を攻撃する自己免疫疾患の総称であり、単一の原因で発症する病気ではありません。遺伝的な体質に加えて、感染症やストレス、紫外線などの環境要因が重なり、免疫のバランスが崩れることで発症すると考えられています。
また、疾患ごとに関与する自己抗体や影響を受ける臓器が異なるため、症状や経過にも違いがあります。さらに、女性に多い、発症年齢に傾向があるなどの特徴はあるものの、誰にでも起こりうる病気である点も重要です。
現時点では発症を完全に防ぐ方法は確立されていませんが、早期発見と適切な治療によって症状をコントロールできます。膠原病を疑う症状が現れた際は、早めに医師に相談しましょう。

参考文献

『膠原病の疾患一覧』(小児慢性特定疾病情報センター)

『膠原病全身性エリテマトーデス(SLE)、シェーグレン症候群、全身性強皮症』(ヘルスケアラボ)

『膠原病って何?』(岐阜大学大学院医学研究科)

配信元: Medical DOC

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