人生において特別なプロポーズ。まさかその日に……彼が婚約指輪をなくすなんて、誰が想像できたでしょうか。これは不器用で、少しおっちょこちょいな、でも誰よりも真剣だった彼との、忘れられないプロポーズの日の話です。
幸せいっぱいのはずだった
プロポーズされた当日。その日は、彼と宿泊旅行をしていました。2人でいろいろな場所を巡りながら写真を撮る……という、まさに特別な1日。私は気付きませんでしたが、私の後ろ姿を背景に、彼は婚約指輪を手にして写真を撮影するなどしていたようです。
何も知らなかった私は、ただ楽しく彼との時間を過ごしていました。この後、まさかあんな展開が待っているなんて想像もせずに。
携帯をなくした?
その後、チェックインのため宿泊するホテルにつくと、彼がひと言。
「携帯がないかもしれない」。
彼のひと言をきっかけにして、そこから私たちは必死に彼の携帯を探しました。私はホテルの中を、彼はその日回った場所を。
そして1時間後、戻ってきた彼の口から出た言葉は、想像を超えるものでした。
「なくしたもの、携帯じゃなくて……実は、婚約指輪なんだ」。
思わず「えーーーー!?(笑)」と声が出たほど衝撃でした。実は彼、プロポーズをこのあとに乗る予定だった船の上でしようと思っていたそうです。「携帯をなくしたかも」と言ったのは、指輪だと言えなかったから。結局見つからず、正直に打ち明けたようでした。
そして、指輪がなければ意味がないと、彼は深く落ち込んでしまいました。

