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「先生失格って思われる」届いた悲痛なLINE。尊敬の言葉さえ届かない心の壁|職業を隠す友人

「先生失格って思われる」届いた悲痛なLINE。尊敬の言葉さえ届かない心の壁|職業を隠す友人

美紀から届いた悲痛な告白。それは「プロの先生」という世間の目に怯え、母親としての自分を否定される恐怖だった。励まそうと送った「立派な仕事」という秋穂の称賛は、皮肉にも美紀をさらに追い詰めてしまう。

親友から送られてきた本音

スマホ 女性

メッセージを送ってから、丸一日。スマートフォンの通知が鳴るたびに心臓が跳ね上がりましたが、美紀からの返信は一向に届きませんでした。

「言い過ぎたかな」「もう絶交かもしれない」

そんな不安がピークに達した翌日の深夜、画面に長い文章が表示されました。

『秋穂、昨日はごめん。嘘ついてて本当にごめん。
幼稚園教諭だなんて、どうしても言いたくなかったの。
だってさ、今日みたいに陸が店で走り回ってたり、わがまま言ったりする時、周りから「あそこのお母さん、幼稚園の先生なのに自分の子も躾けられないの?」って思われるのが怖いの。
「プロの先生なんだから、子どもの扱いなんてお手の物でしょ?」っていう視線が、どこへ行ってもついて回る気がして。特に地元だと、どこで保護者に会うか分からないし。
誠もあんな風にバカにするし……。「プロの先生より、子だくさんのママの方がよっぽど育児に慣れててちゃんとしてる」なんて比較されるのも嫌。だから、職種を隠して事務だってことにしたかった。誰からも期待されたくなかった。期待されるのが、怖かったんだよ』

スマートフォンの画面越しに、美紀の震える声と涙が伝わってくるようでした。

親友に伝えたかったこと

スマホ 女性

私は胸が締め付けられる思いで、すぐに返信の文字を打ちました。彼女の孤独を救いたい、その一心でした。
『そんなこと、絶対に思わないよ!
幼稚園教諭なんて、本当に立派な仕事だと思う。毎日あんなにたくさんの子どもたちの命を預かって、成長を支えて……私には絶対に真似できない。実際、ゆりのが幼稚園にお世話になってるから、先生たちには感謝しかないし、毎日ニコニコ接してくれる先生たちは超人だと思ってるよ。
美紀も本当によく頑張ってる。仕事で全力を出し切ってるんだから、自分の子の前で疲れるのは当たり前だよ。美紀は立派な先生だし、立派なお母さんだよ! 自信を持って!』

私は、精一杯の「正論」と「称賛」を詰め込みました。自分の子と仕事は別物であること、彼女の職業がいかに尊いかということ。それを伝えれば、彼女の心は晴れると信じて疑わなかったのです。

配信元: ママリ

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