「血液検査でわかる病気」はご存じですか?検査項目やわからない病気も医師が解説!

「血液検査でわかる病気」はご存じですか?検査項目やわからない病気も医師が解説!

血液検査で発見できる主な病気一覧

血液中の数値の変化は、体内のさまざまな異常を反映します。検査項目ごとに、疑われる病気の種類がある程度決まっています。ここでは代表的な例を紹介します。

白血球・CRP(感染症・免疫異常)

白血球は体を守る免疫細胞で、感染や炎症が起こると数が増えることがあります。CRPは炎症の程度を示す指標で、細菌感染や強い炎症で上昇します。これらの数値が高い場合、感染症や炎症性疾患、まれに血液の病気が隠れていることがあります。

赤血球・ヘモグロビン(貧血・出血)

赤血球やヘモグロビンは、体に酸素を運ぶ働きをしています。数値が低い場合は貧血が疑われ、鉄不足、慢性的な出血、栄養不足などが原因となることがあります。反対に赤血球が増えている場合は、脱水や血液の病気が関係している可能性もあります。

肝機能・腎機能・脂質(生活習慣病)

AST、ALT、γ-GTPなどは肝臓の状態を示す指標で、脂肪肝や肝炎などで上昇します。クレアチニンやeGFRは腎臓の働きを確認する指標です。また、コレステロールや中性脂肪が高い場合は脂質異常症が疑われ、動脈硬化や心血管疾患のリスク評価に役立ちます。

血液検査の特定の検査項目でわかる病気

血液検査には、基本項目のほかに特定の臓器やホルモンの働きを確認する検査もあります。症状や医師の判断に応じて追加され、より詳しい体の状態を調べる手がかりになります。

甲状腺など機能をみるホルモン検査

甲状腺ホルモンは代謝を調整する重要なホルモンです。血液検査ではTSHやFT4などの値を測定し、甲状腺機能の状態を確認します。数値が高すぎる場合は甲状腺機能亢進症、低い場合は甲状腺機能低下症などが疑われます。動悸、体重変化、疲れやすさなどの症状がある場合に検査が行われることがあります。

胃腸などの消化管の異常

消化管の病気そのものを血液検査で直接確認することは難しいものの、炎症や出血の兆候は数値の変化として表れることがあります。例えば、慢性的な消化管出血があると鉄欠乏性貧血が起こることがあります。また、炎症反応が高い場合は腸の炎症性疾患などが疑われることもあります。

配信元: Medical DOC

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