家族をバカにされて…ゆるせない!
「ご主人の稼ぎがわるいから、送迎車も用意できないってこと?」
「は…?」
「40歳過ぎて、軽自動車しか買えないような経済力しかないの?野球をつづけるなら、ファミリーワゴンを買えるくらいじゃないとキツいでしょ。道具代だってバカにならないし。夢見させる前に、桃太くん…野球やめた方がいいんじゃない?」
夫の仕事や家族の経済状況まで引き合いに出され、怒りでふるえる。思わず、反論しかけたが、脳裏には秋乃さんに逆らったせいで、練習試合から外された別のママの子どもの顔がうかんだ。
(桃太の居場所をうばわれる)
その恐怖が、ノドまで出かかった反論を引っ込めた。
「……できる限りのことは、考えてみます」
秋乃さんは、勝利を確信したような足取りで、暗がりの向こうへと去っていった。私はその場に立ち尽くし、つめたい夜風の中で、自分の無力さに打ちふるえていた。
あとがき:あきらかな専業主婦への蔑視
秋乃の横暴さには、おどろかされるばかりです。「専業主婦」へのあきらかな蔑視や、他の家庭の経済事情まで引き合いに出すのは、度が過ぎているのではないでしょうか。
子どもの笑顔を守るため、屈辱ともいうべき思いを飲み込んだ、春子…。親としてのわが子への深い愛情と強さにエールをおくりたくなりますね。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: kgrddm
(配信元: ママリ)

