「アドレナリンの男女別の効果」はご存知ですか?分泌されやすい状況も医師が解説!

「アドレナリンの男女別の効果」はご存知ですか?分泌されやすい状況も医師が解説!

アドレナリンの効果が発揮されるのは分泌されてからどれくらい?

アドレナリンの効果が発揮されるのは分泌されてからどれくらい?

アドレナリンは分泌されるとすぐに効果を発揮する物質です。実のところ、アドレナリンは水に溶けやすい性質をもっており、分泌されると血液とともに短時間で全身に運ばれるのです。また、効果の持続時間は短めで、数分程度といわれています。

【医薬品】アドレナリンを投与する目的

【医薬品】アドレナリンを投与する目的

医薬品として使用されるアドレナリンは、体内で分泌されるアドレナリンと同様に、心臓や血管、気管支などに作用します。その主な目的は、心臓の働きを高めること、血圧を上昇させること、気管支を広げることなどです。また、アドレナリンには血管を収縮させる作用があるため、ほかの薬剤の効果を高める目的で併用されることもあります。

【医薬品】アドレナリンの効果

【医薬品】アドレナリンの効果

アドレナリンは主に、呼吸や循環に急激な異常が起こったときの救急治療で用いられる薬剤です。気管支を広げる、血圧を上げる、心臓の働きを高めるなど、生命に関わる症状の改善効果が期待されます。

呼吸困難を改善する

気管支ぜんそくによって気管支が痙攣(けいれん)したり、百日咳で激しい咳が続いたりすると、呼吸が苦しくなることがあります。アドレナリンには気管支を広げる作用があるため、投与することで呼吸困難の改善を目指します。

急性低血圧を改善する

さまざまな疾患に伴い、血圧が急激に低下するケースがあります。アドレナリンには血管を収縮させ、心臓の働きを強める作用があるため、血圧上昇を目的として使用されることがあります。

心臓の機能を高める

心停止では、心臓が血液を送り出せなくなります。アドレナリンには心臓の収縮力を高め、血圧を維持する作用があります。そのため、心肺蘇生の効果を高める目的で使用されます。

アナフィラキシーの症状を改善する

蜂毒や食べ物、薬などが原因で生じたアナフィラキシー反応(重度のアレルギー反応)では、呼吸が苦しくなったり血圧が低下したりすることがあります。アドレナリンは、気管支を広げたり、血圧を上昇させたりと複数の症状に同時に作用するため、アナフィラキシーの救急治療で第一選択薬として使用されています。

局所麻酔の作用を延長する

局所麻酔にアドレナリンを添加すると、血管が収縮し、麻酔薬がその部位にとどまりやすくなります。その結果、麻酔薬の効果がより持続するようになります。

「アドレナリンの効果」についてよくある質問

「アドレナリンの効果」についてよくある質問

ここまでアドレナリンの効果について紹介しました。ここでは「アドレナリンの効果」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

どんな時にアドレナリンは分泌されるのでしょうか?

木村 香菜(医師)

アドレナリンは「戦うか逃げるか」のホルモンとも呼ばれ、危険や強いストレスを感じたときに分泌されます。

まとめアドレナリンは危険やストレスを感じたときに分泌されるホルモンです

アドレナリンは、危険やストレスを感じたときに分泌され、心拍数や血圧の上昇、気管支拡張などの効果があります。その作用は基本的に男女共通ですが、性別によって異なる傾向も報告されています。また、アドレナリンは医薬品として使用されることもあり、生命に関わる症状の改善を目的に用いられています。
このように、アドレナリンは私たちの身体を守るために重要な役割を担っているのです。アドレナリンの働きを知ることは、ストレスを受けたときに身体で起こっている反応を理解する手がかりにもなるでしょう。

「アドレナリン」と関連する病気

「アドレナリン」と関連する病気は4個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

内分泌系

褐色細胞腫高血圧不整脈自律神経失調症

アドレナリンが過剰な状態では、身体に強いストレスがかかっている可能性もあります。関連記事も参考に、気になる症状があれば早めに医療機関を受診しましょう。

「アドレナリン」と関連する症状

「アドレナリン」と関連している、似ている症状は5個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

関連する症状

動悸

血圧上昇

不眠

頭痛

不安感

アドレナリンの分泌異常は、さまざまな症状を引き起こす可能性があります。症状が続く場合は、一度内科を受診しましょう。

参考文献

Effect of sex on the cardiovascular response to adrenaline in humans. J Cardiovasc Pharmacol. 2006

ストレス反応の男女差. 精神神経学雑誌. 2010

Gender differences in stress response: Role of developmental and biological determinants. Ind Psychiatry J. 2011

あわせて読みたい

配信元: Medical DOC

提供元

プロフィール画像

Medical DOC

Medical DOC(メディカルドキュメント)は800名以上の監修ドクターと作った医療情報サイトです。 カラダの悩みは人それぞれ。その人にあった病院やクリニック・ドクター・医療情報を見つけることは、簡単ではありません。 Medical DOCはカラダの悩みを抱える方へ「信頼できる」「わかりやすい」情報をお届け致します。