「めっちゃ分かる」「こういうことがしたいのよ…」など共感を集める
作品には「とても共感できるお話でした」「めっちゃ分かる。私の場合出勤途中にエスケープした事ある」「こういうことがしたいのよ…」「すごい好き…1人で目的もなくうろうろして、自分の生活に帰っていくのいいよね…」「地方から進学で上京して巨大なマンション群を見た時、途方もない数の生活を意識しました」などの声が寄せられていました。
多くの人から共感を集めた漫画ですが、どういった思いで描かれたのでしょうか。また、大きな反響についてどのように受けとめているのか、カマタさんに聞いてみました。
「知らない町を歩き回ってみただけで……」経験を伝えたい
この出来事を漫画に描いた背景について、カマタさんはこう語ります。「しんどいことが重なった時期に、ふと降りたことがない駅で降り、知らない町を歩き回ってみただけで、気持ちが少しほどけて息が吸えるようになったという経験をして、誰かに伝えたいと思いました」
当時は「ギュッと体に力が入り、視野が狭く、呼吸が浅くなって」いるという、つらい状況だったカマタさん。降りたことのない駅で下車したことで、「知らない町、知らない人々の生活を目にして、自分を俯瞰で見られるようになった」と感じたといいます。
そんな「非日常」を経験したことで、「悩みに囚われて生活を疎かにし、自分へのある意味ネグレクトのような状態になっていたと気づき、少しずつでも生活を元に戻そう、と思えました」と心境が前向きに変化したそうです。

