桜通口(東側)から着工
まずは桜通口の再現から着手していきますが、名古屋駅を象徴する風景といえば、やはり東側の高層ビル群です。駅の顔となる桜通口から始まり、そこへ重なるようにJRセントラルタワーズ、さらに隣接するJRゲートタワーやJPタワー名古屋が組み上げられていきます。
高層ビルの再現で難所となるのが、測定した屋上の高さに各階層をどう収めるかという点。再現建築では1階分の高さを全階層で一致させることは基本的にできず、ズレが生じてしまうといいます。
この問題を解消するには一定の間隔でズレを分散させる必要があるそうで、ワールドエディット等のツールを使いつつも、最終的に屋上へぴったりと収まる数値を計算や試行錯誤で導き出す作業には、多大な労力が割かれています。
駅高架下やホーム
駅舎1階の再現を終えたら高層ビル群は施工完了となり、次は駅高架下の作業へと移ります。中央コンコースや各通路を構築する際は、天井が高架の表面に突き出さないよう、ブロックの厚みを抑える確認が行われました。一方で、以前再現した東京駅と比べると、直線的な構造になっているため作りやすかったといいます。
高架下の通路が完成した後は、その真上に広がる在来線や新幹線の各ホームを制作します。屋根を支える柱の間隔を実物に合わせるため、高層ビルと同じく設計上のズレを一定に分散させる調整が行われました。さらに、リニア工事に伴うホーム南側の撤去跡といった「現在の姿」も反映しています。

