夫とはもともと仲が良く、冗談を言い合える関係でした。何気ない会話の中で軽口を叩くことも多く、それが心地よい距離感だと思っていました。しかし、夫からの「あるひと言」をきっかけに、夫婦間であっても越えてはいけない一線があるのだと気づかされたのです。
夫からの何気ないひと言にグサっ!
ある日、子どもを送り出し、パートに行くために慌ただしく身支度をしているときのことでした。朝はいつも時間との闘いで、自分のことは後回し。鏡の前で最低限の準備を整えるのがやっと、というような毎日です。
そんな私を見て、夫がふと「最近また太ったんじゃない? “近所のおばちゃん”って感じ(笑)」と言ってきたのです。いつも通りの軽い口調でしたが、その瞬間、私は何も言えずに固まってしまいました。
体型の変化や見た目のことは、自分が一番よくわかっているつもりでした。だからこそ、あえて言葉にされると、思っていた以上に胸に刺さったのだと思います。
その場ではうまく言い返せず、ただモヤモヤした気持ちだけが残りました。
毎日こんなに頑張っているのに…
そのままバタバタと支度を終えて家を出て、いつものようにパートへ向かいました。けれど頭の中では、さっきの夫の言葉が何度も繰り返されていました。
「毎日こんなに頑張っているのに……」そんな気持ちが込み上げてきて、思わず涙がこぼれそうになりました。
家事や育児、仕事に追われる中で、自分なりにやってきたこと。そのすべてを、夫の言葉で否定されたような気がしてしまったのです。

