不整脈による息苦しさ以外の見逃せない症状
胸の痛みや圧迫感を伴う動悸は、心筋梗塞のリスクがあり危険です。急に目の前が暗くなるような失神や激しいめまいは脳血流の低下を示唆します。冷や汗や吐き気がある場合も、重大なサインのため見逃してはいけません。
ここでは、見逃せない症状を詳しく解説します。
胸痛や吐き気を伴う動悸がある
動悸に加えて胸の痛みや圧迫感がある場合、心筋梗塞のリスクがあります。冷や汗や吐き気は自律神経の乱れや、心拍出量の低下によって起こる症状です。
これらが重なるのは、心臓が悲鳴を上げている危険な兆候です。単なる疲れと考えず、ただちに医療機関へ連絡する必要があります。痛みや不快感が数分以上続くなら、受診が必要です。
急に意識消失することがある
一時的に意識を失う失神は、脳への血流が途絶えたことを意味します。これは命に関わる重篤な不整脈が隠れているサインです。目の前が暗くなる、ふらつくなどの予兆がある場合も危険です。
突然のめまいや短時間の記憶障害がみられる場合、重篤な不整脈が疑われることがあります。原因を特定するため、早急に精密な心電図検査を受けることが不可欠です。
脈拍リズムが乱れ早い
脈拍がバラバラで速い状態は、心房細動の疑いがあります。心臓内の血流が滞ることで、血栓ができやすくなるため危険です。これが脳に飛ぶと脳梗塞を引き起こし、深刻な後遺症を残します。激しい動悸や、手首で脈を測った際にリズムがまったくつかめないなら要注意です。
心房細動を放置すると心不全を合併し、慢性的な息苦しさへつながります。早めに医療機関を受診しましょう。
安静時に突然動悸が始まる
運動をしていないのに、突然心臓が激しく打ち始めるのは異常です。特に発作性上室頻拍などの不整脈は、前触れなく発生します。落ち着こうとしても脈拍が下がらず、強い不安感や冷や汗を伴う場合も少なくありません。
こうした発作を繰り返すと、心臓の筋肉が疲弊し機能が低下します。数分で収まるからと楽観視せず、記録に残して医師へ伝えましょう。
不整脈で息苦しいと感じる場合に受診すべき目安
階段で動けなくなるなど、日常生活に支障がある場合は受診が必要です。また、短時間の意識消失や胸痛を伴う際は、即座に循環器内科の専門の医師へ相談した方がよいでしょう。症状が一時的でも、頻繁に繰り返すなら早期検査が推奨されます。
ここでは、受診すべき目安を見ていきましょう。
症状が頻発する
一日に何度も息苦しさを感じたり、週に数回発作が起きたりする場合は受診が必要です。症状の頻度が増えるのは、心臓の状態が不安定になっている証拠です。放置すると症状が悪化し、回復に時間がかかる恐れもあります。軽微な自覚症状であっても、繰り返すなら病的な原因を疑うべきです。早期の受診で心不全を防げる可能性があります。
胸痛や意識消失を伴う
胸の締め付けや意識の遠のきを伴うなら、即座の受診が必要です。この症状は心機能が大きく低下している可能性が考えられます。夜間や休日であっても、救急外来での対応を検討すべき事態です。
家族や周囲の方が気付いた際も、速やかに医療機関を受診するようにしましょう。致死的な不整脈を回避するには、一分一秒を争う判断が求められます。
症状により日常生活に支障が出ている
階段の昇降や家事の途中で、立ち止まるほどの息苦しさは異常です。以前は普通にできていた動作が困難なら、心臓への負荷が限界に近い状態でしょう。不整脈の影響で体力が低下し、社会生活に影響が出るのは看過できません。
夜に苦しくて目が覚める、仕事に集中できないなどの状態も受診の目安です。受診の際には医師に具体的な困りごとを伝えましょう。

