2026年の「春土用」は4月30日がラストチャンス!
夏の盛りの「土用」にウナギを食べる慣習は有名ですが、実は春にも「土用」があるのをご存じでしょうか。
「土用」とは、1年に4回訪れる季節の終わりの期間を指す言葉です。立夏・立秋・立冬・立春の直前にあたる18日間程度を指し、「春土用」は立夏の前の期間にあたります。2026年の春土用は4月17日から5月4日までです。
昔は日にちや時間などを十二支で表していたため、土用期間中に訪れる特定の十二支の日に、食べるとよいとされる食べ物のキーワードと色があります。夏の「土用」は丑(うし)の日に「う」の付くもの、「黒」いものを食べるとよいとの理由から「ウナギ」が食べられるようになったと考えられています。
春土用は「戌(いぬ)の日」に、「い」が付く食材、そして「白」いものを食べるとよいとされています。2026年の場合、戌の日は4月18日と4月30日の2回あります。18日は過ぎてしまいましたが、30日はまだ間に合います! そこで、栄養士の視点から、栄養面でおすすめの食材をピックアップしてみました。
名前に「い」が付く旬の食材
■イカ(ホタルイカ)
春限定のホタルイカは内臓ごと食べられ、栄養を余すことなくいただける優秀な食材です。目や皮膚の健康を維持するビタミンAが豊富で、ゆでたホタルイカを成人女性は6~7杯、成人男性は7?8杯食べれば、1日の摂取推奨量を満たすことができます。さらに、貧血を予防するビタミンB12、疲労回復や血中コレステロールを下げる働きのあるタウリンも多く含まれています。
■イチゴ
露地栽培のイチゴの旬は春から初夏。ミカン、バナナ、リンゴよりもビタミンCが豊富で、成人男女とも11粒程度を食べれば1日の摂取推奨量をクリアできます。ビタミンCはメラニンの生成を抑えてシミを防ぐ働きがあるので、紫外線が強くなる春から積極的に摂りたい果物の一つです。イチゴの食物繊維には、糖質の吸収を緩やかにしてコレステロールの排出を促すペクチンも含まれ、生活習慣病予防にも役立ちます。
(※)厚生労働省『日本人の食事摂取基準2025』、奥嶋佐知子監修『食品の栄養とカロリー事典 第3版』女子栄養出版部,2022をもとに筆者が計算

